こんにちは、英語ブロガーの相原 有希です。僕は2016年の11月に英検1級を受験し、働きながら独学で合格することができました。
これで晴れてTOEIC985点ホルダー/英検1級合格者! いやー、嬉しいですね。
さて今回の記事では、そんな僕が英検1級の学習を通じて得た知見のすべてをぶち込み、最短距離で独学合格するための方法を徹底紹介します!
- 現在、英検1級の取得に向けて学習中の方
- 将来的に英検1級を目指したいと思っている方
にとってきわめて有益な情報になると思いますので続きをご覧ください。
それでは早速、次の章からは僕がどのようにして英検1級を取得したのか、その具体的な勉強法を徹底的に解説していきます。
9000文字ぐらいある長文記事ですので、休み休み or 勉強しながら適宜読んでみてください!
R英検1級 独学合格法|リーディングの勉強法
まずはじめに、英検1級の1次試験リーディングセクションの勉強法を見ていきます。
リーディングは全部で41問、解答時間は100分(RとW合わせて)。点数にしてMAXで750点になります。
❶ 語彙力 ❷ 読む力 ❸ 背景知識 という3つの側面から解説します。
1. 英検1級のリーディングは、とにかく英単語がハイレベル
The manager ( ) dismissed the request by one of his sales staff to be reassigned, refusing to discuss the matter at all.
1 immortally 2 ponderously 3 brusquely 4 diversely
英検1級では、これぐらいの問題が普通に出されます(これだとラッキー問題ですね)。ちなみに答えは 3 brusque-ly ぶっきらぼうに、無愛想に。
ボキャブラリー・ビルディング(ボキャビル)にしっかりと注力すれば解けるようになります。
しかし、逆に言うと、当てずっぽうで語彙問題を攻略することは不可能。市販の単語帳を購入し、しっかりと暗記していく必要があります。
1. 英検1級おすすめ英単語帳|パス単
定番中の定番。英検受験者の大半が購入するであろう『パス単』。英検1級の本番では、多くの単語がここから出題されることになるはず。とりあえず買ってみて、収録されてる2400語は抑えるようにしましょう。
ただ、英語ー日本語と見開きになっているスタンダードなタイプですが、僕はこのレイアウトがあまり好きになれず ……。以下の単語帳に移行しました。
2. 英検1級おすすめ英単語帳|英単語大特訓
僕が一番気に入って使い込んだのが、この『英単語大特訓』。英単語を、似たような意味のグループでまとめて覚えることができるタイプの単語帳です。
英単語はイメージで覚えたほうが定着するので本書が個人的にはオススメ。類語をたくさん詰め込んだ例文も秀逸で、シャドーイングしているうちに覚えられます。
繰り返しになりますが、英検1級に合格するためにはボキャビル(英単語の暗記)は避けて通れません。「そんな単語使う?」というレベルのマニアックな単語まで覚え尽くしていきましょう。
2. 文章量が多いので、速読力・多読力が必要
英検1級では1000〜2000語クラスの長文をサクサクと読み進めていかなければなりません。しかも、文法や単語も一筋縄ではいかないものも結構多いです。
そこで絶対に身につけておきたいのが、速読力と多読力。「速読力」とは、文章をザーッと眺めてスピーディに意味を掴む能力。「多読力」とは英文を浴びるほどたくさん読んでも疲れない集中力のこと。
1. 速読力の身につけかた
英文をスピーディに読むためのコツの1つ目は、頭の中で音読するのをやめるということです。 ……試しに何か英文を読んでみてください。無意識に頭の中で「声」に出して読んでしまっていませんか?
この「音読」は速読の最大の敵なんです。自分の声で読めるスピードが上限になってしまう。そうではなくて、文字を「光の情報」として捉えて、スキャナーでスキャンするような感覚で読むようにしましょう。
練習方法としてオススメなのが、Spritzというソフトです。Webブラウザ上で動かせます。
一語ずつ高速で表示されていく英単語を目で追うことで、速読力を養うことができます。声に出しているヒマが無いから、頭の中で音読をするクセを矯正することができます。
コツの2つ目は「返り読み」を辞めることです。そもそも返り読みとは何か、どのように対策すべきなのかは、以下の記事にて。
2. 多読力の身につけかた
「多読力」をもう少しだけ因数分解すると、次の2つの要素に分けられます。
- 長くて難解な文を読み切る集中力(concentration)
- 読んだ内容を記憶に留めておく力(retention)
これらがなければ、リーディングセクションは攻略できません。多読力は、その名の通り文章をたくさん読むことによってのみ身につきます。死ぬほど読みましょう!
英検1級では、社会・歴史・経済・芸術・伝記など、ジャンルを問わず幅広いトピックが出題されるので、好き嫌いせずにあれこれ読んでみるのがおすすめです。
まずは基本中の基本、過去問をしっかり解いておきましょう。こちらの教材には全6回分の過去問が収録されています。「どの年度のどの文章でもスラスラと読める!」というレベルまで上げていきたいですね。
TIME や News Week で高地トレーニングするのもおすすめ。本気で英検1級を取得したいなら、決してオーバーワークではないはず。
3. 広範な背景知識も身につけておくと役立つ
英語のリーディング力を構成するのは、前述した「語彙力」と「読む力」、そして「背景知識」だと考えています。
自分が好きな分野、内容を知っている分野について書かれた英文は簡単に感じますよね? 試験中にも「あ、ラッキー!」と思うじゃないですか。まさにその感覚で、自分にとって馴染みのある分野を増やしていけば良いんですよ。
このとき、無理に英語でインプットしなくても良いというのがポイントです。あくまでも「広範な知識を身につける」という狙いなので、日本語でガンガン知識を増やしていきましょう。
スキマ時間に、過去問や長文教材の「和訳」の方だけ読んでみるのも有効ですね。これまでにどんな分野の問題が出題されたのか、その傾向も掴めますし。
以上、3つの能力を総合的に高めていくことで英検1級のリーディングは対応可能です。
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