前提(常識)を疑ってみよう
義務教育のレールに乗って成長し、そのまま大学に進学してしまうと、「常識を疑う」という思考法が身についていない状態のまま就活に挑むことになります。
これは、自分の可能性を潰してしまう、非常にもったいないことです。以下、3つの質問を通して、就活生が一般的に抱いている「常識」を疑ってみましょう。
質問1大企業の正社員でなければダメなの?
就活をスタートしてすぐの頃は、誰もが超有名企業に憧れ、夢見るものです(僕も、財閥系の総合商社に入って海外駐在をすることが当初の理想でした)。
もちろん入社できるに越したことはありませんが、しかし、今にして思えばそれが全てではありません。
雇用形態だって、昔ほどは重要視しなくなりました。仕事における責任の重さを除けば、ほとんど「気分」の問題なんですよ。例えば、僕は国家公務員・契約社員・派遣社員・アルバイト等の形式で働いたことがあります。
国家公務員になってすぐの頃は、街を歩いているときに何となく「誇らしげ」な気持ちになっていたのは事実です。しかし、ほどなくすると何も感じなくなります。LINE(株)に入社したときも、入ってすぐの頃は有名企業で働いている優越感がありましたが、それも長くは続きませんでした。
何が言いたいのかというと、自分の思い描く「キャリア像」が、他者からの評価を前提にしているものの場合、どのみち幸せにはなれないということです。「他人からよく思われたい」とか、そういった動機ですね。
自分のプライドを満たすためだけに仕事をしても、きっと楽しくありません。自分がやりたいことが「大企業」で「正社員」として働くことではじめて得られるものなのかどうか、一度自問してみるのがいいと思います。
質問2就職しなければダメなの?
企業に雇われなくても大金を稼いでいる人は世の中にごまんといます。投資家とか起業家とか、フリーランス職の方とか。
もちろん、そいういう働き方をするのは雇われること以上に困難な場合があるので、手放しにお勧めすることはできません。しかし、大切なのは 働く=雇われる という前提を疑ってみることです。
例えば自分に何らかのスキルがあって、そこから収益を発生させて事業として展開できるとすれば、わざわざ会社に入らなくても稼ぐことはできますよね。「好きなことで生きていく」じゃないですけど。
自分にしかできない役割は無いかどうか、一度考えてみましょう。
質問3日本で暮らさなければダメなの?
最後の質問は、「日本人だからと言って、果たして日本でしか暮らせないのか?」ということです。たぶん99.99%ぐらいの日本人は、日本で生きていくことを選びます。 ……というか、海外へ移住すること選びません。
日本は諸外国と比べても治安が良く、経済的にも豊かである(?)ため、わざわざ苦労して国外へ出ていく必要性を感じない人が多い。そして、それが幸福になる唯一の方法だと、どこかで無意識に信じているのだと思います。
この「常識」も疑ってみましょう。世界には190以上の国が存在していて、日本はその中の1つに過ぎません。人口や経済の規模は大きいですが、国土はけっして広くないですし、言語や文化が与えるインパクトだって欧米諸国に比べれば知れています。
一度海外で暮らしてみてわかったことですが、日本での常識なんて海外ではほとんど通用しないんですよ。これが面白い。まったく違うバックグラウンドを持つ人と話をすることは非常に刺激的だし、視野も広がります。
「日本で永住しなければならない」という呪縛をほどいて、思い切って海外に行ってしまうのもオススメですよ。海外で1年間も過ごせば、自分が本当にやりたいことが見つかるはずなので。
ちなみに、卒業が1〜2年伸びるぐらい、正直どうってことないですし、死ぬよりは1000倍マシですからね! 大学に6年間通った僕が言うのだから間違いありません(笑)。
広告: 無料のLINEマガジン
このブログの運営主である迫佑樹さんが発信されている「スキルをつけて人生の自由度をあげる」をテーマにしたLINEのマガジンを紹介します。
プログラミングやブログ運営、ビジネスのことなどを知りたい方は登録必須です。
人生を変えるきっかけが欲しい方、ぜひチェックしてみてくださいね!