2最短で目標を達成する! PDCAノート /岡村拓朗
2冊目は『最短で目標を達成する! PDCAノート』という本です。
本書『PDCAノート』をざっくりと説明すると ……
著者・岡村拓朗さんの略歴(Amazonより)
1972年生まれ。福岡県福岡市出身。1995年大学卒業後、コンビニエンスストアチェーン本部へ入社。地方営業所勤務時代に現場で使われていた「仮説検証サイクル」からPDCA思考を叩き込まれる。本社販促部門への異動後は、業務改革プロジェクトでは20代で最年少リーダーに抜擢。全社レベルでPDCAを回していく販促の仕組みづくりに携わる。2003年外資系ヘルスケア企業へ転職し、2015年より会社公認で副業活動を開始。「仕事5倍速!実践会」を主宰し、PDCAノートの活用術をはじめとして、時間を創り出し、仕事の成果を出すためのコンサルティングと、人生の質を向上させるためのコーチングを組み合わせた「あなたの時間を創り出す時短の仕組み化コンサルタント」として積極的に活動している。
ざっくりとしたあらすじ(Amazonより)
目標なきPDCAは成果に結びつきません。目標設定、計画とステップ、実行、振り返りをすべて1冊のノートにまとめ、かつPDCAが回せるノートメソッド。だからこそ、様々な目標を達成できるようになります。
本書『PDCAノート』の注目ポイント3選
- PDCAよりも一歩手前の「Goal」にも着目している
- PDCAサイクルとスケジュールを紐付ける仕組みになっている
- 『鬼速』ほど厳密でないので、かなり続けやすい
POINT1PDCAよりも一歩手前の「Goal」にも着目している
ストイックなイメージの強かった『鬼速』と比べて、こちらの『PDCAノート』はやんわり(ゆったり)としています。
というのも、PDCAに取り掛かる前に、人生でやりたいことリスト50とやりたくないことリスト10を作るんです。
「 ……PDCAと関係あるか?」と思われるかもしれませんが、実はこのファーストステップがかなり重要。
自分にとっての理想をあらかじめ強く意識することで、目標を見失ったり、あるいは挫折したりしなくて済むようになります。
「PDCAの前にGoalの”G”をつけて『G-PDCA』とすべきである」と、筆者。この視点で書かれた本はほとんど無いはずなので、目から鱗でした。
POINT2PDCAサイクルとスケジュールを紐付ける仕組みになっている
「PDCAノート」の最大の特徴が、スケジュールとPDCAを紐付けるシステムであるということです。これはすごい発明だと感じました。
画像をご覧いただくとわかりますが、方眼ノートの左端に時間軸を取り、P・D・C・Aに4分割するタテ線を入れたようなレイアウトになっていますね。
P:行動予定 D:実際の行動 C:評価 A:改善案 。P列とD列は、それぞれのスペースがさらに左右に2分されます(左側:目標達成に関する行動 右側:それ以外の行動)。
予定と実際でどんな「ズレ」が生じたのかをスケジュール上で俯瞰できるから、ものすごく対策しやすいんですよ。「このときのこの行動は余計だったな」とか、「明日からは先にXXをやろう」とか。
普通のPDCAマネジメントでは、タスクはあくまでもタスクでしかなくて、時間とは紐づいていないじゃないですか。チェックボックスの一つに過ぎない、宙ぶらりんの無味乾燥なもので。
それがこのノートを作るだけでハッキリと可視化されて、問題点が浮き彫りになります。いやー、すごいの一言です。
POINT3『鬼速』ほど厳密でないので、かなり続けやすい
先に紹介した「鬼速」メソッドはかなりストイックで厳密な印象を受けますが、こちらはもう少しだけ肩の力が抜けます。
写真は僕がここ1週間、実際につけているPDCAノート。タスクを時間で管理する、とはいえ別に一分一秒単位である必要はありません。
大まかな時間の流れの中で「目標達成のための行動」がきちんと取れたか/あるいは取れなかったか → それはなぜか → 今後はどうすれば良いのか という風に思考をスライドさせていくだけで◎。
ちなみに、以前紹介したポモドーロ・テクニックとのシナジーがすごいので要チェックです。
PDCAの入門書〜実践書として本書が最適だと感じます。ほんとうにお薦め!
まとめ
以上、『鬼速PDCA』と『PDCAノート』を比較しながらご紹介しました。
自分の性格や目指しているゴールに応じて、ふさわしいPDCAメソッドを選んでみてください!
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