こんにちは、相原 有希です。
現役大学生はとにかくたくさんのジャンルの本を浴びるほど読むべきだと思います。
長い目で見たときに、読書から得られた教養や発想はかけがえのない糧になりますし、極端な話たった一冊の本で人生が変わることだって大いにありうるので。
今回の記事では、大学生のあなたが絶対に読むべきである本を23冊セレクトしてご紹介します。
ほかのブログやメディアで取り上げられていない隠れた名著もリストに入れましたので、興味のあるものから読んでいってみてください。
目次
1読んでいない本について堂々と語る方法
- 読書好きじゃないけど「知ったかぶり」はしたい
- レポートや小論文をサクサク終わらせて遊びたい
本は読んでいなくてもコメントできる。いや、むしろ読んでいないほうがいいくらいだーー大胆不敵なテーゼをひっさげて、フランス文壇の鬼才が放つ世界的ベストセラー。
この本を手にとったきっかけは2chのとあるスレッドでした。タイトルの通り、読んだことのない本について「知ったかぶり」をするための本です。 ……こう聞くとインチキくさいですが、読んでみると、なるほど実用的で理に適った方法論であることがわかります。レポートや小論文なんかも楽勝で書けるようになるので、大学生にはオススメです。
2金持ち父さん 貧乏父さん
- お金のために働く人生は送りたくない
- 稼いでいる人の「物事の考え方」が知りたい
お金の力を正しく知って、思い通りの人生を手に入れよう。変化の時代のサバイバルツールとして世界中で読まれ続けるベスト&ロングセラー、待望の改訂版。
お金のために働くのではなく、お金に働かせる。この発想が早いうちに得られると、その後の人生観・お金観が様変わりするかもしれません。著者ロバート・キヨサキ氏の二人の父(金持ち父さん、貧乏父さん)の価値観を比較しながら、基礎的なマネーリテラシーを身に付けることができる一冊です。
315分あれば喫茶店に入りなさい。
- 毎日の「スキマ時間」を有効活用できるようになりたい
- 仕事術とかタスク管理に興味がある
スタバ、タリーズ、ドトール ……喫茶店(カフェ)は仕事の主戦場だ。30分で1時間分をこなす、効率・集中力倍増術。
僕が自己啓発本にハマるきっかけを作ったのがこの本。齋藤孝さん流の「カフェ仕事術」が詰め込まれており、たった15分のスキマ時間を有意義に、生産的に過ごす術が学べます。文章はライトで、装丁もオシャレなので読みやすいのも◎。
4嫌われる勇気
- 人間関係の悩みから解放されたい
- 自分の心に正直に生きていきたい
本書は、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた一冊です。「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な“答え”を提示します。
アドラー曰く、人間の悩みのほとんどが「対人関係」に由来するものだそう。本書を読めば「他人からどう思われたって別にいいじゃん」というマインドセットが得られ、その後の人生が驚くほどストレスフリーになりますよ。他人の目が気になって萎縮してしまう人必読の一冊です。
5顔は口ほどに嘘をつく
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- 人間観察(ヒューマン・ウォッチング)が趣味
- 面接や商談、駆け引きごとを有利に進めたい
感情をすぐに顔に出してしまう人がいるのに、感情を隠すのがうまい人がいるのはなぜ? 感情とその表現研究の第一人者が、相手の本当の感情を読み、自分の嘘や感情をコントロールする技術を指南する、画期的な本。
税関職員として毎日数百人の外国人と会話をしていた僕が、表情から嘘を見抜く術を学ぼうと手に取ったのが本書でした。喜び、悲しみ、怒り ……こういう表情の時はこういう感情を表している、というモデルケースが豊富で勉強になります。ちなみに、収録されている写真は全て外国人のもの。日本人はシャイで表情が乏しいため嘘を見抜くのは少し難しいかも?
6知的複眼思考法
- メディアの「嘘」を見破れるようになりたい
- 地頭を良くしたい
常識にとらわれた単眼思考を行っていては、いつまでたっても「自分の頭で考える」ことはできない。自分自身の視点からものごとを多角的に捉えて考え抜くーーそれが知的複眼思考法だ。
情報を正確に読みとる力。ものごとの筋道を追う力。受け取った情報をもとに自分の論理をきちんと組み立てられる力。本書ではこうした能力を身につける(気づく)ことができます。「カチッ」とスイッチを切り替えたかのように世界の見え方が変わる。こんな読後感は、なかなか味わえません。
7思考の整理学
- 人生を豊かにするためのヒントが欲しい
- ユニークなアイディアが浮かぶようにしたい
アイディアが軽やかに離陸し、思考がのびのびと大空を駆けるには? 自らの体験に則し、独自の思考のエッセンスを明快に開陳する、恰好の入門書。
30年以上に渡り読まれ続けているロングセラー。本書はエッセイの体裁をなしていて非常に読みやすいので、入門書として最適だと思います。個人的には「三上」と「発酵」という節が印象的でした。僕の物事の考え方の骨格を作り上げた一冊です。
8サピエンス全史
- 人類史や経済史に興味がある
なぜホモ・サピエンスだけが繁栄したのか? 国家、貨幣、企業 ……虚構が文明をもたらした! 48カ国で刊行の世界的ベストセラー!
人類はいかにして発生し、どこへ向かっていくのか。同種の霊長類はいかにして淘汰され、あるいは同化されていったのか。この謎を、三つの重要な革命──認知革命・農業革命・科学革命──を軸に解き明かしていく一冊。ただの歴史モノではなく、現代社会が抱える問題にまでメスを入れている点が面白いです。
9現代の金融入門
- 経済の仕組み、金融の仕組みをイチからしっかり学びたい
情報とは何か、信用はいかに創り出されるのかといった、金融の本質に鋭く切り込み、平明かつ簡潔に解説した定評あるロングセラー『現代の金融入門』を、金融危機の経験を総括すべく全面改訂。
LINE役員の田端 信太郎さんもオススメしている一冊。
広瀬さん、さすが、物凄くいいこと言っている。仮想通貨やFIntechマニアの人は、池尾センセイの「現代の金融入門」をまずは読むべき。>仮想通貨と既存金融秩序のエピックなバトルは、幕が切って落とされたばかりだ https://t.co/2xz0kYGgxM
— 田端 信太郎 (@tabbata) 2017年9月16日
10世界を変えた10冊の本
- 池上彰さんのわかりやすい解説が好きだ
- 読書はしたいけど「何を読むべきか」がわからない
『資本論』『コーラン』『アンネの日記』からケインズ、フリードマン、M.ウェーバーまで。池上解説で今度こそわかる、現代を読み解く“新古典”10冊。
「読むべき本」をオススメする本、をランクインさせるのは禁じ手のような気もしましたが、池上彰さんの解説はやはりストンと腹落ちします。タイトルだけは知っているけどなかなか手を出せない、そんな十冊との距離がグッと近づくので、是非読んでみてください。
11官僚たちの夏
- 高度成長期のアツイ男のドラマが観たい
- キャリア官僚になりたい、憧れている
国家の経済政策を決定する高級官僚たち ――通産省を舞台に、政策や人事をめぐる政府・財界そして官僚内部のドラマを捉えた意欲作。
公務員志望の大学生は超必読の一冊です。高度成長期、日本の将来のために尽力したキャリア官僚のドラマが描かれていて胸がジーンと熱くなります。主人公・風越のモデルとなった佐橋滋さんの半生を記した『異色官僚』も併わせてどうぞ。
12質問力
- 人と話すのが苦手だ、雑談が苦痛だ
- 面接とかインタビューが上手になりたい
話し上手な人というのは、ネタのおもしろさや話し方のうまさもあるが、質問がうまくて相手からおもしろい話が引き出せる、という面を必ずもっている。逆に質問がうまければ、自分に実力がなくても優れた人から情報が引き出せる。
就職活動の面接対策(官庁訪問)のために手に取ったのが本書でした。多くの人は「うまく話そう」ということばかりに意識が行き、気の利いた質問ができていないように思います。有意義な対話を生み出すカギである「質問力」は、訓練次第で誰にでも身につくので、話し下手で困っている人は是非読んでみてください。
13ザ・マインドマップ
- 頭の中がいつもゴチャゴチャしている
「文章やリスト形式で書くノートは、なぜ頭に残らないのだろう?」ーー大学で教えていたトニー・ブザンは、カラフルで楽しく、記憶力と発想力が高められるノート法としてマインドマップを発明しました。今では150ヶ国以上でマインドマップの本が出版され、何億人もの人たちが愛用しています。
試験勉強等の「インプット」から、アイデア出し・思考整理といった「アウトプット」まで、マインドマップを正しく描くスキルは一生役に立ちます。余談ですが、漫画『ドラゴン桜』でも”メモリーツリー”という名称で紹介されていますね。これほど有用なスキル(ツール)は他には無いので、大学生のうちに是非身につけてみてください。
14一発逆転!ワタナベ式記憶術
- 記憶力が悪くて困っている
普通の人が1時間かけて覚える量を、1~6分で覚えられる記憶術がある。しかも、ずっと忘れない。この夢の記憶術を開発した著者が、体験者の声もまじえながら全貌を明かし、受験などへの活用法を説く。
公務員試験、公認会計士試験、司法試験等を受験する予定の大学生必読の一冊。「道のり暗記」や「語呂合わせ」、「ボックス暗記」などユニークかつ実用的な記憶術がこれでもかと詰め込まれています。難関試験の多くはオープンブック形式ではなく記憶力に頼る部分も依然多いので、必ず役に立つはずです。
15ノンデザイナーズ・デザインブック
- 資料作りが苦手だ
- デザインの基礎の基礎を学びたい
4つの基本原則。これを知るだけで、あなたのデザインはずっとぐっと、良くなります。プロで無くても、読みやすいデザイン、伝わるプレゼン資料、わかりやすいレイアウトを作りたい。そんなあなたのための、デザインの基本書。
デザインと言っても必ずしも「アート」を指すわけではありません。読みやすいメール文章はデザイン的に優れているものですし、社内資料だってデザインが良ければ相手に伝わりやすくなります。近接、整列、反復、コントラストという4つの基本原則を、非デザイナーに向けてやさしく解説してくれている教本の決定版です。
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16たのしいインフォグラフィック入門
- 誰にでも伝わる図やイラストがかけるようになりたい
Webサイト「VISUALTHINKING」の運営者による、情報をわかりやすく視覚的に伝えるためのエッセンスをまとめた、ウェブ時代のインフォグラフィック制作入門書。
日本語で書かれたものは外国人には理解できませんが、ピクトグラムやインフォグラフィックを駆使した資料ならば万人が理解することができます。グローバル化によって、言語や文化の垣根を超えて人々が交流するシーンが増えましたが、もはや英語学習よりもインフォグラフィック学習の方が有益なんじゃじゃいかと僕は考えています。
17深夜特急
- 毎日がなんとなくつまらない
- すべて投げ出して旅に出てしまいたい
インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行くーー。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは、「大小」というサイコロ博奕に魅せられ、あわや ……。1年以上にわたるユーラシア放浪が、今始まった。
この小説を読んで、どれだけの人が仕事を辞めて放浪の旅へ出たのか分からない。そう言われるほどの名作です。かく言う僕も『深夜特急』きっかけでオーストラリアへ留学し、今も海外移住への憧れを抱き続けています。旅先の景色や匂いまで感じ取れるような描写に、どっぷりハマってしまいます。
18ヨーロッパ退屈日記
- クスッと笑えるエッセイが読みたい
- ヨーロッパ旅行に興味がある
1961年、俳優としてヨーロッパに長期滞在した著者は、語学力と幅広い教養を武器に、当地での見聞を洒脱な文体で綴り始めた。上質のユーモアと、見識という名の背骨を通した文章は、戦後日本に初めて登場した本格的な「エッセイ」だった。
俳優・伊丹十三さんのモノへのこだわりや洞察力があらわれているエッセイ集。重箱の隅をつつくような、少しひねくれた視点とユーモラスな語り口にクスッと笑ってしまいます。表紙のイラストも挿絵もすべて本人の作品ということで、ほんとうに多才な方なのだなぁと感嘆。
19星を継ぐもの
- SF作品に手を出してみようと思っている
- 難しすぎるの嫌。読みやすいものから始めたい
月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見された ……。
SF作品の金字塔『星を継ぐもの』をリストアップ。テスラ・モーターズのイーロン・マスクはSF好きで知られていますが、彼が今やっていることなんてサイエンス・フィクションを地で行っていますからね。非現実的・非実用的なものから着想を得ることは、イノベーションを起こす上で無視できないほどに重要なのだと思います。
20古代への情熱
- 偉人のエピソードを読みたい
- 語学を効率よく習得する「ヒント」が欲しい
トロヤ戦争の物語を絵本で読んだ少年シュリーマンは、美しい古都が必ず地下に埋もれていると信じその発掘を志す。長年にわたる猛烈な勉学と経済的苦闘をへて、ついに独力でトロヤの遺跡を発見、少年の日の夢を実現する。
信念と情熱を持って努力し続ければ、必ず夢は叶う。シュリーマンの壮大な冒険にはどれだけ勇気をもらったかわかりません。傍流のエピソードではありますが、「語学の習得秘話」にも注目されたい。本一冊をまるまる暗誦 → フィードバック → 改善 ……というサイクルで、外国語を短期間で次々マスターして行ったシュリーマンの学習法が目から鱗なんです。
21ローマ人の物語(ハンニバル戦記)
- 古代史に興味がある
- すぐれたリーダーになりたい、大局観を身に付けたい
紀元前三世紀後半、イタリア半島を統一したローマは、周辺諸国にとって無視できない存在になっていた。そのローマに、紛争絶えないシチリアの小国が救援を依頼。ローマは建国以来初めて、海を渡っての兵の派遣を決める。しかしそれは、北アフリカの大国カルタゴとの対決も意味していた ―地中海の覇権を巡って争われ、戦争史上に残る大戦「ポエニ戦役」、その前半戦を描く。
優れたリーダーとは、優秀な才能によって人々を率いていくだけの人間ではない。率いられていく人々に、自分たちがいなくてはと思わせることに成功した人でもある。持続する人間関係は、必ず相互関係である。一方的関係では持続は望めない。(「ハンニバル戦記」)
— 塩野七生bot (@ShionoNanamibot) 2018年1月31日
22インベスターZ
- マンガで楽しく「投資」を勉強したい
この世で最もエキサイティングなゲーム ……それは、お金、投資だ!! お金のことを学び、儲けよ!! 株式投資学園マンガ、開幕!!
『ドラゴン桜』の作者・三田紀房が描く、学園モノの漫画。天才中学生・財前が、北海道の名門中学「道塾」の投資部で投資を始めるというストーリーです。楽しみながら投資のイロハが勉強できるのでオススメ。
23アドルフに告ぐ
- 短編、完結、壮大なドラマが見たい
- 浦沢直樹の『MONSTER』が好きだ
1983年、イスラエル。1人の日本人男性がひっそりと墓地の一角に佇み、ある墓の前に花を供えた。彼の名は峠草平。40年前、3人の「アドルフ」に出会い、そしてその数奇な運命に立ち会うことになった彼は、全ての終わりを見届けた今、その記録を1冊の本として綴ろうとしていた。
人種とは何か。民族とは何か。命とは何か。これほどまでに考えされられる漫画は他にはありません。手塚治虫の名作中の名作。全5巻とは思えないほどのボリューム感があります。絶対に後悔させませんので、手に取ってみてください。
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