【悲報】筆者、旅好きじゃなかった模様

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ここ最近発覚した、(個人的に)衝撃の事実。どうやら僕は「旅」が好きで好きでたまらない、という人間ではなかった模様。

せっかく東南アジアにきているのに、観光スポットらしいスポットには一切立ち寄らず、ホステルか近場のカフェでPC作業をする日々。

(旅先で仲良くなった人と成り行きで出かけたり、お酒を飲んだり。そういう機会はあるけど、自分からどこかへ出かけることは皆無)

フィリピン・セブ島滞在中は学校のカリキュラムに忙殺されていたので仕方ないとして、ではその後のベトナム、ラオス、タイ周遊はどう説明しよう?

ラオスの寺院で橙色を身をまとい清廉な気持ちになる予定はどこへ行った? タイのアユタヤ遺跡を訪れ写真を撮る計画は?

物価安のため金銭的負担なくあちこち回れるはずなのに、回らない。というか、どこに何があるのか調べる気にもならないのは重症だと思う。

立ち寄った場所、食べたもの、感じたこと。最初のうちはログを残していたが、いつしか止めてしまっていて、もはや思い出せないことも多い。

僕が大学生の頃(今から6年ほど前)は、実を言うとバックパッカーズ・ライフのようなものに憧憬を抱いていて、特に東南アジアは絶対に訪れたかった場所の一つだった。

旅先で見聞きする一つ一つの景色、出会う一人一人の人間。旅を通じて一回りもふた回りも成長できると勝手に思い込んでいた。

しかし、蓋を開ければ「世界一周」系コンテンツはすでに巷に溢れ、切り口も多様化をきわめ、すっかり陳腐化してしまっている。

プラス、30代を間近に控えたことも一因となり、たぶん冷めてしまったのかもしれない。(元々そこまで社交的ではないし)

無茶な格安旅をするよりお金を出して豪奢に行きたいよなー、とか。僕がやらなくても誰かがやるだろうしすでにやってきたことだ、とか。

あと、「ブログ」も僕を旅から遠ざける要因だと思う。Wi-Fiと電源さえあれば世界中どこででも記事が書けるから、オン・オフの境界が極めて曖昧。

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2018.10.11

仕事中なのか休暇中なのかわからないから、とりあえずラップトップを開く。自然、僕の足は遺跡ではなくカフェに向かう。(作業はしてます)

まあ、かと言ってここ2ヶ月の暮らしが不満なのかと言えばそんなことはなく、むしろ日本で会社勤めをしていた頃より幸福度は遥かに高い。

有名な観光地を回るなんて、旅じゃなくて「スタンプラリー」みたいなもんだ

と誰かが言ったことを思い出す。うーん、確かになぁ。

僕はローカルに染まらずシティライフ寄りの日々を送っているけど、それでも日々感じることはあるし、知見もたまる。

別にそれでいいか。今日もこれから行きつけのカフェに行ってきます。

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