ベトナム人嫌われすぎ問題?について思うところを述べる


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先に書いておきますが、この記事は特定の民族性や人種性、国民性について批判し、あるいは論ずるものではありません。

筆者はレイシストではありませんし、「国民」などという曖昧模糊な単位でジェネラライズする気もありません。

あくまでも筆者が見聞きした範囲における事実のみに基づいている内容ですので、念のため。

フィリピン、ラオス…と東南アジア諸国を周遊している中で気づいたのが、出会った人の多くがベトナム人に対して負の感情を抱いているということである。

ある韓国人女性の話

先日とあるカフェで出会って仲良くなった韓国人の女性(AUSの大学院に通っていたらしい)は、Vietnameseはhorribleで二度と行きたくない、と語っていた。

印象的だったのは、ベトナムからビエンチャン(ラオス)まで陸路で国境を越える際に彼女が利用したローカルバスの話だ。

乗り込むや否や、ベトナム人のバスの運転手(男性)がひどくぶっきらぼうな言い方で、特定の座席に座るよう指図してきたのだそう。

バスは自由席のはずだったが、と彼女が抗弁しようとすると、運転手は激昂し「Get out, go home!!」と言い放ち、その後もガーッと現地語で何やらまくし立ててくる。

怒り心頭に発した彼女だったが、如何せん英語が通じない。仕方なくGoogleの翻訳アプリを使ってクレームをつけた。

ほとばしる感情とは裏腹に、車内が静かだったのが滑稽だった(スマホで文字を黙々と打ち込むため)という。

補足だが、一般的なベトナム人の英語力は高くなく、語彙も限られてる場合が多い(Get out とか go home とか、簡単な英単語を羅列するだけの人もいる)。

まあこの話だけだったら、運悪く地雷を踏んだだけだとか、それが異文化でしょ、などと笑って聞き流せたかも知れない。

しかし、韓国人の彼女によれば、ベトナムではこれと似た経験を数え切れないほどしたという(割愛)。そして、僕が「ベトナム人」の悪評を聞くのは実はこれが初めてじゃなかった。

あるフィリピン人女性の話

フィリピン・セブ島滞在中(先月)知り合った現地の女性と話をしていたときのこと。「次はホーチミンに行く予定で…」と言うと、

(フィリピン人の)友達から聞いた話なんだけど、ベトナム人はrude(失礼)でmean(意地悪)な人が多いみたいね。国民で括るのは嫌だけど。

その子が街を歩いていたときに通行人とぶつかってしまって、彼女は慌てて「Sorry」と謝ったんだけど、そのベトナム人(おそらく)は何も言わずに立ち去ったんだって。

その一回だけなら、たまたま無礼な人に当たっただけなんだろうけど、滞在中何度もベトナム人のill-manneredな振る舞いに悩まされて、その子ベトナムがすっかり嫌いになって帰ってきちゃった。

のだとか。

この話を聞いた時点では、正直「ふーん」としか思ってなかった。そんなの友人の主観に過ぎないし、「ベトナム人」を論ずるにはサンプルが少なすぎるから。

でも、ラオスで会った韓国人女性の話や、ここでは書かなかったいくつかの情報に照らすと、ベトナム人に対してネガティブな印象を持っている人は一定数いるのだと(思いかえしてみて)知った。

僕の実体験

では筆者はどう感じているのか? 僕が出会ったベトナム人(の多く)はガサツだが、親切で、世話焼きで、暖かい人たちだと思っている。

サイゴンからハノイまで1600km。ベトナム南北統一鉄道に乗ってみたのでレポートする

2018.10.05

上の記事で詳述しているが、一部内容を引用してみる。

お隣の4人がけシートにはご家族も。後でまたお話ししますが、こちらのご一家は終始僕に親切ししてくださいました。何やらベトナム語で話しかけてくれたり、食べ物を恵んでくれたり。会話らしい会話はできませんでしたが、このやり取りは一生忘れられません。

また、これはまったく予想していなかったことでしたが、席で隣り合わせたベトナム人の方々に色々と食べ物を恵んでいただきました。上の写真はヤングコーン。丸々1本分けていただき、もしゃもしゃと平らげました。

その他にも(写真は載せていませんが)あまじょっぱい煎餅やら、ジャム入りの菓子パンやら、韓国製のスナックやら、食後のゼリーやら…「何もそこまで」というぐらいに好遇していただいたことが本当に印象的です。

会話らしい会話も特にできなかったんですけどね。ベトナム語でガーッと話しかけられても僕にはまったく理解できないから、ぽかーんとして微笑むしかない。そんな様子を見て、豪快に笑って、また話しかけてくれる。その繰り返し。

旅人感丸出し、日本人感丸出しで放っておけなかったのでしょうか。確かに車両の中で異邦人は見たところ僕一人でしたし、少なからず興味を持っていただけたのでしょう。何にしてもこれほど嬉しいことはありません。

留意してもらいたいのは、これもまた僕の主観に過ぎず、一人の旅行客が抱いた印象にすぎないということ。

結局、どこかの国民をジェネラルに評価することなんてできない。

人一人が観測できる範囲なんてたかが知れてるし(1回の旅行で知り合える現地人なんてせいぜい十数人ぐらい)。

日本人にしたって「謙虚で、実直で…」みたいな(理想的)テンプレみたいな人もたまーにいれば、クズみたいな奴もいる。外国人旅行客がそういう日本人を見て「がっかりした」とか言ってたら嫌でしょう?

そういうことだと思う。



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