おまけ:そもそも英検1級とは? (科目、難易度、合格率、使い道)
英検は、正式名称を「実用英語技能検定」といい、日本英語検定協会という組織によって運営されています。
1級はその中でも最もハイレベルな試験で、
広く社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用することができる
程度の英語力が求められるようです。
以下、ざっくりとではありますが英検1級の試験の概要を見ていきましょう。
1. 英検1級 1次試験の内訳
英検1級の1次試験は、マークシート及び自由記述形式のペーパーテストです。
科目はリーディング、ライティング、リスニングの3つ。※スピーキングはありません。
点数や出題数、時間の配分は下表をご覧ください。
また、点数配分については、2015年度以前の英検ではRWLで偏りがあったものの、2016年度以降は一律「750点」のラインで揃うようになりました。
これにより、3つのセクションでバランスよく点数を取る必要が生まれました。
簡単に言うと、「RLができていればWを捨てても大丈夫」みたいなことができなくなったということですね。
2. 英検1級 2次試験(面接試験)の内訳
英検1級の1次試験(筆記試験)に合格すると、2次試験に挑戦することができます。
2次では英語による面接試験が行われ、フリートーク → スピーチ → 質疑応答 という流れで審査されます。
1次試験、2次試験と連続で突破してはじめて、英検1級の合格証書がもらえます。
※ちなみに、2次試験で落ちた場合、次回受験時に1次試験を免除されるという特典もあります。
3. 英検1級の難易度、合格率
少し古いデータで申し訳ないのですが、資料を一応載せておきます。
グラフの青いバーが英検1級の受験志願者、赤いバーが最終合格者、緑の折れ線が合格率を表したグラフです。
このグラフから、英検1級の合格率はだいたい10%程度であることが読み取れますね。
ちなみに、「合格率10%」というのは資格試験の中では実はかなり難関。特に、出題される英単語のレベルが極めて高いことでも知られています。(後述します)
4. 英検1級の実力、使い道
僕の体感では、英検1級をTOEICに換算すると950〜990点、TOEFLだと90~100/120、IELTSだと over-all 7.5ぐらいに匹敵すると思っています。
英検1級ぐらいの英語力があれば、英語が話されている国ではそこまで苦労なく生活し、場合によってはビジネスで英語を使うこともできるのではないでしょうか?
ちなみに、英検1級取得者は「通訳案内士」という国家試験の1次試験を免除されます。併せて取ってしまうのもアリかもしれませんね。
おまけ:僕が英検1級を受けようと思った動機
僕は英検1級取得よりも前に、TOEICの勉強をしていました。スコアは985点。満点ではありませんが、「これ以上リソースを割いて5点を埋めるのもなぁ ……」と思い、英検取得に舵を切りました。
受験級は最初から1級と決めていました。準1級を取っても英語力のアピールとしては弱い気がしたし、最終的には「最難関」の1級を受けるつもりだったので。1級か準1級かで悩んでいるなら、1級に挑戦したほうがいいと思いますよ!
ちなみに、僕は当時 財務省・東京税関で税関職員として働いていました。毎日数百人の外国人と英語で会話をするので、英語力が存分に発揮できると考えたのです。結局辞めてしまいましたが(笑)。
TOEIC985、英検1級を取得した今、目指しているのはTOEFLかIELTSです。TOEFLなら110/120、IELTSなら7.5ぐらいがターゲットスコアになるでしょうね。頑張らないと ……。
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