ワーキングホリデーのデメリット3選
デメリット1強い意思がなければ絶対に英語は伸びない
よく「ワーホリで英語力は伸びない」と言われます。実際にオーストラリアで一年間過ごしてみて思うのが、このデメリットはある程度事実であるということです。
ワーキングホリデーのメリットとして「自由さ」と「裁量の大きさ」を挙げましたが、これって諸刃の剣なんですよ。どれだけ自堕落に過ごしても誰も咎めてくれない、ということも意味しているので ……。
現に、僕が見聞きした範囲では、ワーホリ中にストイックに英語を勉強している人は皆無でした。ワーホリ経験者の中にも「英語にとてつもなく熟達しました!」という人はほとんどいません。
原因ははっきりしていて、「環境選び」にストイックになれなかったのだと思います。仕事はジャパレス 友人はジャパニーズばかりでは、英語力は伸びるはずがありません。ちょっと期間の長い海外旅行と変わりませんから。
もしもワーキングホリデービザを利用して英語力を本気で高めたいと思っているのなら、並々ならぬ意思の強さと行動力がなければかなり厳しいです。
それこそ寝言で英語が出てくるぐらい没頭して、相当なリソースを英語学習に割かなければ、おそらく一年経っても二年経っても英語は喋れるようにならないというのが現実でしょう。
デメリット2「どうせ遊んでたんでしょ?」は避けられない
前述の通り、ワーホリの趣旨は「若者が海外で休暇(ホリデー)を過ごしながら、生活費の足しにするための労働する」ということ。ガッツリ働くわけでもなく、ガッツリ学ぶわけでもないというポジションの制度なんです。
そのせいか、就職あるいは転職活動では「どうせ遊んでたんでしょ?」という目につねに晒されることになります。エントリーシートにも「ワーキングホリデーは除く」と添え書きしてくる企業も少数ながらありましたから ……。
もしも純粋に大学時代の活動としてアピールしたいのなら、大学の交換留学プログラム等の「正規留学」の方が間違いなく評価されやすいですね。権威もありますし、環境にも制約があるぶんストイックにならざるを得ず英語力も伸びやすいです。
ワーホリ体験で勝負したいのなら ……そうですね。よほど印象的でユニークなエピソードを用意するか、圧倒的な実績を用意する必要があるのかなと僕は感じました。
これからワーキングホリデービザを取得して私費留学する予定の大学生は、このデメリットも心に留めておいてください。
デメリット3トラブル、ケガのリスクも必然的に高まる
ワーキングホリデーメイカーは行動範囲が広くなりがち。これはメリットでもありますが、同時に「リスク」でもあります。限られたコミュニティや区画にいる場合と違って、知らず知らずに治安の悪いエリアに足を踏み入れることもありますから。
例えば僕が滞在していた2012年当時、シドニーのRedfern(レッドファーン)には行かない方が良いとよく言われました。治安がかなり悪かったとか(今はわかりません)。また、2014年のシドニー立て篭もり事件では人質となった2人が殺害されました。
……こういう地政学的なリスクに遭遇する可能性が高くなるのもワーホリのデメリットとして数えられるでしょう。
また、英語がよくわからないために発生する搾取トラブルもあります。仕事先から給料が支払われないだとか、最低賃金を割っているだとか。ある程度の英語力やリテラシーが無いと、季節労働者は食い物にされやすいですからね。
オーストラリアにワーキングホリデーで渡航される方は、こういったリスクに対処できるようにあらかじめ勉強したり、あるいは素直にエージェントを利用する方が良いのかもしれません。
また,現地での買い物はクレジットカードでササッと済ませるのがスマートで◎.海外旅行傷害保険が付帯しているカードもあるので,渡航前にかならず以下の記事をチェックしてくださいー!
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