こんにちは、相原 有希です。今回の記事では、意志力が弱い人でも必ず目標達成できるテクニックをご紹介します。
人間の行動や心理にスポットライトを当てたマーケティング本『影響力の武器』の中でも紹介されている、「コミットメント」という方法です。
- コミットメントって何?
- どういった原理?
- 勉強にどう応用できる?
といったポイントを押さえながら説明していきます! 何事も長続きしない方は特に必見です。
1.「コミットメント」とは何か?
まず、人間には「過去の言動と一貫した行動を取りたい」という欲求があります。
ひとたび決定を下したり、ある立場を取る(コミットする)と、自分の内からも外からも、そのコミットメントと一貫した行動をとるように圧力がかかります。
出典:影響力の武器
これが「コミットメント」の原理の定義です。もっと噛み砕くと一度宣言しちゃえば後に引けなくなるということ。
2. どういった原理で「意志力」に働きかけるのか?
そもそも、なぜ人は「コミットメント(一貫性)」を保とうとするのか? 『影響力の武器』の中では、以下のような解説がなされています。
- 一貫性がない:支離滅裂、裏表がある、(頭がおかしい)
- 一貫性がある:論理的、合理的、安定、誠実
という評価が下されるのが通常。
確かに、物事に対して一貫した態度や価値観で対処する人物に信頼が集まるのは不思議じゃないですよね。
補足:一貫性は省エネできて便利
僕たち人間は、できることなら考えたくない生き物なんです。どうすればラクに意思決定できるのか、考えずに済むのか懸命に考えるわけです。
そういう前提で考えると、「一貫性」というレールに乗って合理的な行動が半自動的に取れるのは超効率的。これがコミットメントがうまく働く原理です。
3.「コミットメントの原理」を勉強に応用するには?
コミットメントが効果を発揮するには、以下の4つの条件が必要です。
- 行動を含むこと
- 公表されること
- 努力を要すること
- 自分の意思で選ぶこと
このうち、意志薄弱な人が独学するためには「1:行動」と「2:公表」が重要だと思います。それぞれ掘り下げていきます。
1. 行動を含むこと
「行動」とは、文字通り、本人がアクションすることを指します。例えば、設定した目標を紙に書き留めてみるのはコミットメントの第一歩としても非常に有効です。
非常に面白い実験があるので、以下に簡単にまとめておきます。
- 朝鮮戦争時、中国共産党管理下で、多くのアメリカ兵捕虜が収容されていた
- 中国共産党は、反米的・親共産主義的な意見を述べるようアメリカ兵に要求した
- コミットメントの第一歩として、「アメリカ合衆国は完全ではない」とか「共産主義では失業問題は存在しない」という、取るに足らないような証言( or ただの写経)をさせた
- 今度は、「なぜアメリカは完全ではないのか」を指摘させた
- 次に「アメリカの問題点」リストを作成し、捕虜にサインをさせた…
という感じで、最終的にはアメリカ兵の信念とか思想まで、徐々に(グラデーション)で洗脳されていく、という実験。
ポイントは、コミットメントの第一歩は取るに足らないような小さなアクション(証言とか写経)で十分だということです。
ひとたびポジションを取ってしまえば、あとは一貫性の原理が自動で働いていくので◎。(この力を勉学に応用する方法は、この記事の「結論」で紹介します。)
2. 公表されること
ポイントの2つ目は、意見を公表すること(パブリック・コミットメント)がその意見を持続させるという点。
前述の通り、人は「一貫した人間」であると他者から思われたがります。自分のポジションが外に出てしまうと、体裁を気にしてしまい意見を変えにくくなるわけです。
多くの減量クリニックは、ただ本人が減量を決意したぐらいで、
- パン屋のショーウィンドーの巧みな誘い
- 料理からただよう美味しそうな香り
- 深夜に流れる食品のコマーシャルの誘惑
にはとても耐えられないとわかっています。
そこで減量クリニックでは、本人の決意がパブリック・コメントという支柱で支えられるように取り計います。
相談に来た人に当面の減量目標を書かせ、その目標をできるだけ多くの友人、親類、隣人に見せるように促すのです。
クリニックの経営者によれば、ほかの全ての手段が失敗した場合でも、この単純な方法だけは効果が上がることがよくあるそうです。出典:影響力の武器
パブリック・コメント戦術は、自意識とかプライドの高い人ほど高い効果を上げるようです。
結論:達成目標を自筆で書いて、SNSで公開せよ
さて、この記事の結論です。
意志力が弱い人が目標達成するには、『影響力の武器』で紹介されているコミットメント(一貫性)の原理を活用し、背中を押してもらいましょう。
具体的には、❶目標を自分の文字で書いて ❷SNSで公開するのが効果的です。
みずからアクションする(文字に起こす)ことでコミットし、それをソーシャルで公表することで退路を断つ、という感じ。
今回紹介した方法はめちゃめちゃ効果が高いので、意思が弱くて何事も続かない方は今すぐペンを取りましょう。
書いて→公表する というアプローチじたいは比較的有名ですが、「なぜ有効なのか?」をエビデンスを添えながら語ってみました。
効率よく勉強を進めていく方法は以下の記事で解説しているので、このままどうぞ!
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