こんにちは、英語ブロガーの相原 有希です。
英会話やライティングといったアウトプットの場面でとりわけ役立つのが、間接疑問文。短かい文章を長く繋げることができて、こなれ感も出せたりします。
今回の記事では、
- そもそも間接疑問文とは?(おさらい)
- 日本人にありがちなミスとは?
- どうすれば順番を間違えずに済むのか?
といった点についてお話していきます。
1おさらい: そもそも間接疑問文とは?
まずは「そもそも間接疑問文って?」という部分からさらっていきましょう。(わかる人は飛ばしてオーケーです)
間接、という名前からも推測できるように、その反対の「直接疑問文」というものも存在します。そして、こちらの方が馴染み深いと思います。
Who is he?
これが(直接)疑問文の一例です。通常、疑問詞(WH-)からはじまり、主語と動詞が逆さまになって続き、文末にはクエスチョンマークをおきます。
では、この記事のメイントピックである間接疑問文とは何でしょうか? 上の例をそのまま使うと、次のようになります。
I don’t know who he is.
すごく噛み砕いて言うと、疑問に思っていることに関して何らかのコメントを添える、というイメージです。
例えば上の例では、彼が誰なのか(疑問)←について私は知らない(コメント)、となっていますよね? 文章の中に間接的に疑問詞疑問文の要素が入っている、だから間接疑問文なのです。
2日本人にありがちなミスのパターンは?
ここで、通常の疑問文と間接疑問文を並べて見てみましょう。
- Who is he?
- I don’t know who he is.
大きな違いとしては、❶ 文末に置かれていた’?’がなくなった ❷ 主語と動詞の順番が(通常に)戻った という2点が挙げられますね。
この2点目、つまり「主語と動詞の順番」を間違えてしまう日本人がものすごく多いように感じています。
具体的に言うと、本当は’I don’t know who he is.’と言いたいのに、
I don’t know who is he?
という風に疑問文の順番のままで使ってしまう人が大多数なのです。
おそらく、「Who」ときたら次は「動詞」がくる!と、条件反射的に思い込んでしまう癖が付いているんじゃないかと。
気持ちはわかります。何となく「who he…」と続いたら変な感じがしますよね?
この感覚こそが、義務教育における反復的英語学習の賜物(弊害)なので、何ともやるせない気持ちになりますが。
3間接疑問文の「順番」ミスを防ぐテクニック
先述した通り、疑問文=主語と動詞が逆転するというルールが染み付きすぎて、間接疑問文の順番を間違えてしまう人が多いです。
ですが、この典型的なミスを防ぐのは意外にも簡単で、ズバリ、「文章をどこで切るのか」というポイントが肝になってきます。
I don’t know // who (is he)…
間接疑問文が苦手なあなたは、おそらく上の図のスラッシュ(/)の部分で区切っていませんか?
これによりどんな問題が生じるかというと、必然的に前半の要素が”I don’t know”で切れ、次の要素の先頭に”who”が来てしまいます。
“Who”ではじまる文章では、どうしても癖で直後に「動詞」を置いてしまいますから、結果的に、文法的に誤った英文になってしまうわけです。
では、どこで区切ればミスを防げるのか?
I don’t know who //(he is)…
僕の考えでは、上の図の位置で(脳内で)区切りをつけるのが良いです。つまり、まずは”I don’t know who”まで言い切ってしまうという意味です。
前半の文章のお尻に疑問詞(Wh-)をつけてしまえば、”who”で一旦流れが切れるので、”Who is…”と続けてしまうミスを未然に防げるというわけです。
「こんなの簡単じゃん」と思うかも知れませんが、落ち着いて考えれば当たり前でも、とりわけスピーキング中は頭の中が忙しくなるのでミスが頻発します。
ちなみに僕は、この考え方を採用してから間接疑問文の語順に悩むことが一切なくなりました。
記事中の例はあえてシンプルな文章にしましたが、以下のようなケース(WH節を取れる動詞を使う場合)なら、いつでも上のテクニックが適用できます。
- Do you happen to know where …
- I suppose you better thoroughly ponder when …
- Demonstrate how well …
明日からでも使えるTIPSだと思うので、是非練習してみてください。
- 日本人は間接疑問文に弱い
- 理由は、普通の疑問文の語順に慣れているから
- “I don’t know who”まで言い切ってしまおう
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