仕事、勉強、プライベート ……。日々生きていく中で、覚えなければならないことは山ほどあります。
などと考えてしまうことは恐らく誰しもあるでしょう。
記憶力の良い人と悪い人。両者を分かつものはいったい何でしょうか? 才能? 遺伝? 幼い頃の教育?
断言します。記憶力の良し悪しは、テクニックを知っているか知らないかの差です。
実例を挙げましょう。僕はもともと記憶力の良い方ではありませんでした。
何かを覚えた途端、別の何かを忘れる。覚えたものも一定の時間が経てば綺麗さっぱり。自然と、何かを「覚える」ことが嫌いになっていきました。
そんな僕が、1年間の公務員試験の独学中に、一般常識から専門知識まで多岐にわたる大量のインプットを強いられることに。
「このままではまずい。何とかしないと。」しかし焦っても記憶力が上がるわけではなく、記憶力を高める方法をあれこれ探す日々。そんなとき一冊の本当出会いました。
この本は以前の記事でも紹介しましたね。
藁にもすがる思いで手にした記憶術の本には、さまざまな記憶のテクニックが紹介されています。
語呂合わせ、下駄箱記憶、ストーリー記憶法。どれも非常に効果的で、あれほど嫌いだったインプットの作業が苦痛ではなくなりました。
今回の記事では、個人的にその中でも最も効果があったと感じる「道のり暗記」を、実例を交えながら徹底的にご紹介します。
騙されたと思って挑戦してみてください。人生が変わります。
道のり暗記とは?
小難しい定義はどうでもいいので、いったん置いておきます。さっそく実際の手順を見てみましょう!
「道のり暗記」を、実際にデモンストレートしてみる
今回暗記する対象は、僕が適当に作った以下のリスト。
- 桃太郎
- 天狗
- ユニコーン
- 犬
- さとうきび
- iPhone
- 万年筆
- 思いやり
- YOUは何しに日本へ
- 芥川龍之介
一見、脈絡・関連性がなさそうな10項目のリストですが、果たして覚えられるのでしょうか?
「道のり暗記」の手順|3つのSTEPを踏みます
道のり暗記では、1.「道のり」の決定 → 2.紐付け → 名前をつけて保存 という3つのSTEPを踏んでいきます。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
STEP1まずは「道のり」を用意する
1-1. ルートを決定する
まずは、土台となる「道のり(ルート)」を用意しましょう。
- 自宅から最寄りの駅まで
- 自室から居間まで
- 職場から郵便局まで
頭の中でイメージしながら歩ければ、どんなルートでも構いません。
1-2. ポイントを設定していく
仮に、「自宅から最寄り駅まで」の道のりを使うこととします。今回覚えたい項目は10個あるので、自宅から最寄り駅まで歩いた時に「目に入るもの」も同じく10個用意します。
たとえば、以下のように。
- 郵便局
- 交番
- ファミリーマート
- 洋服の青山
- 業務用スーパー
- 自動販売機
- 歩道橋
- カフェ
- バス乗り場
- JR駅
STEP2覚えるべき「項目」と「場所」を紐付けする
さて、覚えたい項目のイメージやフックを、場所情報と紐付けていきましょう。この作業が実に楽しいのです。
2-1. 紐付けをする際のポイント
- 整合性は不要。印象に残るよう、無理やりこじつけること
- ペアリング(紐付け)が済んだら、その光景を強くイメージすること
リアリティがあるかどうかは気にしなくて良いので、とにかく突飛で楽しい情景をイメージしましょう!
2-2. 紐付けの手順
- 道のり(ポイント)を思い浮かべる
- そこから、ストーリー・イメージを連想する
- 暗記すべき項目を導き出す
このような順番で、道のり(各ポイント)と要素を結びつけていきます。
2-3. 紐付けの実例
僕の場合、以下のようになりました。
ストーリーなんて適当で良いんです。自分だけがわかるエピソードや自分だけが連想できるイメージをフルに活用しましょう。
STEP3「道のり」ごと、名前をつけて保存
最後に、今回の道のりにタイトルをつけましょう。何でもいいです。たとえば「通勤経路」など。
これであなたの脳内には、「今回のリスト」=「通勤経路」という回路ができました。
再び思い出したいときには ……
今回暗記した10項目を再び思い出したい時には、
ええと、あのリストを思い出すには → 「通勤経路」だったな → ポイントは10箇所 → 郵便局、交番… → それぞれのストーリーはこんな感じで… → 項目はこれだ!
という風にして、いつでも好きなときにアクセスし想起することができます。
今から実際に「道のり暗記」をやってみましょう
「道のり暗記」は生き生きとしたイメージを伴うから、本当に、驚くほど簡単に暗記ができます! この記事を読んだあとにでも、実際に試してみてください。
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