僕が今、特に気に入って読み込んでいるのが、野口悠紀雄さんの『「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ(角川新書)』という本。
曰く、ITが進展しAIが台頭する現代こそ、かつてないほどに独学の重要性が高まっているのだそう。独学研究家としては見逃せない一冊なのです…!
さて今回の記事では、本の中から一部引用して、僕のコメントを添えながらお届けしようと思っています。
記事の構成上どうしても「つまみ食い」になってしまうので、もしも本書の内容をすべて知りたい方がいましたら本書をお買い求めください。
無駄なことを切り捨てる
- 最も重要なのは、余計なことをしないことである。人生は短い。私は、だいぶ前から省庁の委員会の類への出席を一切やめた。
- 「フェルマーの最終定理」の証明を1993年に発表したプリンストン大学教授の数学者アンドリュー・ワイルズ…は、大学の講義だけは続けたが、学会活動すらやめて研究に没頭した。
- あまり必要ではない付き合いに、かなりの時間を使っていないだろうか? ゴルフなどの付き合いから得られる利益は、いまの社会では、減少しているのではないだろうか? その時間を勉強にあてるべきだ。
- 一般に、人付き合いや派閥活動の利益は、昔に比べて減少しているはずである。実際、会社の未来を考えている経営者は、パーティーや宴会を早く切り上げて勉強している。
出典:「超」独学法
この一節を読んで、ドキッとした方も多いはず。僕たちは、意識しているかどうかを問わず、日々途方も無いほどの「無駄」を繰り返しています。最も時間をロスしやすいのが、いわゆる「人付き合い」。飲み会、食事会、パーティー、交流会、イベントの類いが挙げられますね。
明確な目的意識があり、尚かつリターンが望めるような会合ならまだ良いのですが、ただ何となく断れずに参席してしまうのは如何なものかと。僕なんかは社交的な人間ではないので、「付き合い」に自分の時間を割くことにはネガティブな印象を持っていたりします。
僕の判断基準は、❶時間を使うことで得られるであろうメリットと ❷その時間にできたはずのこと(機会費用)を、ある程度定量化して天秤にかけてみるわけです。で、大抵の場合は損失のほうがデカくなってしまう。じゃあ会わなくて良いよね、というロジックです。
人と会う重要性も、無いわけではありません。自分の中だけでは生まれないような着想が、他者との会話の中から得られることがあるのも事実。ですが、僕を含めほとんどの人に圧倒的に足りてないのは「インプット」です。何よりもまず、死ぬほど詰め込むのが先なんです。
で、自分の脳内に十分な量の情報がストアーされてはじめて、それらを組み合わせてみたり、他者と意見交換をしたりするような段階に至る。そう考えると、退屈で辛いインプット作業を蔑ろにしながら「人と会え」「足で稼げ」などと言うのは現実逃避に他なりません。
結論:人生は有限。まずは自分の成長のために時間を使いましょう。
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