ちょっと自分語ります。
目次
大学時代の僕
僕は北海道の小樽商科大学という単科大学に在学していた(マイナーではあるが、一応国立大学である)。
大学ではアカペラサークルや軽音サークルに熱中しており、授業にはほとんど出席していなかった。そのためGPAは1.0ポイントを下回り、大学2年の時点でストレート卒業が絶望的に。
それぐらいの劣等生だった。
何か違うことを
そんな僕でも、周りの同期が就職活動の話をし始めたときにはさすがに焦り出し、このままでは人生が詰んでしまうのではないかとようやく思うようになる。
それまで目を背けてしまっていた現状に否応もなく気付かされ、暗い気持ちになった。
留年もすでに確定していたから、同じように就活するわけにもいかない。「何か違うことをして差別化しなければ、絶対に就活で勝てない」
そう思って、僕は海外へ留学してみることにした。どうせ留年は確定しているし、いっそのこと休学してみようと。この決断じたいは後悔していない。英断だったとも思う。
オーストラリアへワーホリ留学
正規留学(交換留学)の資格を当然満たしていない僕は、ワーキングホリデービザでオーストラリアへ渡航。現地で生活基盤をゼロから築いたり、外国人と共に就労したりしながら1年間を過ごした。
英語学習に本腰を入れたのもシドニー滞在中で、自己紹介ができないレベルだった英語力は、帰国間際にはイギリス人と英語で議論できるレベルにまで向上した。
今思えばまだまだ未熟だったが、「何かを成した!」という確かな自信を日本に持ち帰った。
帰国後、TOEICスコア985を獲得
帰国してすぐにTOEICの模試を受けてみると、だいたい840点ぐらいのスコアだった。渡航前は720点だったので、だいたい100点ぐらい伸びたことになるが、正直まだまだインパクトが足りないと考えた。
「TOEIC初回受験で900点台後半を取得する!」という目標を立てて、それから70日間毎日勉強する日々。寝食を忘れて、TOEIC学習に打ち込んだ。
試験当日の朝は微熱が出てしまい、試験中も不調で手応えはまったくなかったが、結果は985点ということで自分でも驚くようなハイスコアが一発で出てしまった。
大学の講義中にオンラインで結果を確認したのだが、あまりにも興奮しすぎて教室を飛び出て家族に電話をしたぐらいである。
「これで就活はほとんど決まっただろ」と、ここで僕の悪い癖が出た。舐めプである。この思い違いのせいで、その後の就活を盛大に失敗することになる。
TOEICスコアのせいで大企業病を発症
秋になり、就活活動のシーズンがやってきた。当時僕の友人のほとんどが就職活動をすでに終えていたから、僕は一人ぼっちだった。大して情報交換もできず、自分で説明会に足を運ぶしかなかった。
孤独だったが、どちらかと言うと「孤高」を気取っていて、自分は周りの学生とは違うと思い込んでいたし、「大企業」を選り好みできるとも確信していた。
この記事を読んでいる大学生の中にも、僕と同様に「大企業病」を患っている人もいるかもしれないが、用心してもらいたい。
大企業病とは、文字通り、就活を通じて一切のリソースを大企業の選考にのみ投下してしまう病気のこと。
就活のセオリー
勘違いして欲しくないのが、何も「大企業を目指すな」と言っているわけではないということだ。
むしろ、人材育成制度や福利厚生がしっかりしていて人的なリソースにも恵まれている大企業に入ることは、その後のキャリア設計でも必ずメリットになる(これは後になってLINEに入社して痛感したことだ)。
僕が言いたいのは、就活のスタート時点から本命企業に照準を定めるのは戦略的に間違っているということだ。
子供から大人へ
就活を初めてすぐの頃の自分なんて、世間知らずの子供に過ぎなかった。嫌なことはやらなくても良いし、好きでない人間とは関わらなくても良い。
授業だって安パイさえ取っていれば良いし、期末試験だって一夜漬けでパスできれば良い。ジェネラライズする気はないが、事実これぐらいの意識の大学生が圧倒的マジョリティだと思う。
自分のことは冷静に観測できていないし、面接らしい面接も経験したことがない。これが就活のスタート時点だった。
就活の意義
そんな「子ども」が、髪の毛をかきむしりながらESを何十枚も書いて、ゲッソリするほど悩んで、いろいろな大人と話し、面接を幾度となく経験することで少しずつ成長していく。それが就職活動のプロセスであり、最大の意義でもある。
その成長を遂げるよりも前に本命の企業にアタックするのはどう考えても間違えているのだ。滑り止め企業(失礼な表現だが)で場数を踏んで、場慣れしてから本番の土俵に上がるべきだろう。
舐めプして全滅した僕の就活
僕にはその意識が決定的に欠けていたと思う。TOEIC985点というハイスコアとAUSでの留学経験があったため、正直言って就活では無双できると信じていた。
ESはバンバン通るので、調子に乗って超・大企業にしかエントリーしなかった。さらに悪いことに、面接の練習も一度もしなかった。愚の骨頂である。
僕が生まれて初めて面接を受けたのが、当時の本命企業の一つであるブリヂストン。当然何ひとつ喋れないまま終了した。結果は落選。僕の自身は崩れ去った。
その後も一部上場企業の面接を立て続けに落ち、ようやく「勘」を掴んだ頃には持ち球はすべて消化。気づけば5月になり、めぼしい企業の求人はすべて締め切られた。
僕の就活が終了した。
滑り止めの重要性と、必須スキル
この記事を読んでいる就活生には同じ失敗を犯してもらいたくない。
繰り返しになるが、就活では「滑り止め」で練習することが重要だ。行きたくなければ後から蹴ってしまえば良いのだから、興味がない企業でガンガン練習をするべきだ。
そして、いくらTOEICで高得点を取得したからと言って、面接ではあまり役に立たないということを付け加えておきたい。TOEICはあくまでも基礎点。
重要なのは以下の記事で説明している「3つのスキル」のほうである。
是非、続きを読んでみていただきたい。
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