“I’m Yours”を聞くと「カタカナ英語」のデタラメさに気づく

こんにちは、TOEIC985・英検1級ブロガーの相原 ユーキです。

カタカナは英語の大敵!」と信じて止まない僕ですが、そんなBeliefをより一層強固なものにしてくれる洋楽の楽曲があります。それがJason Mrazの “I’m Yours” という有名な曲。

今回の記事では、名曲 “I’m Yours” を聴きながら、僕たちが普段から多用している「カタカナ」がいかに英語の発音から程遠いのかを見ていきたいと思います。

YouTube動画の埋め込みがあるので、Wi-Fi環境下でご覧ください。

Jason Mraz “I’m Yours” を聞いてみて欲しい

YouTube動画を埋め込んだので、そのまま視聴してみてください(ちなみに開始位置を2番目のサビからスタートするように設定済み)。

So I won’t hesitate no more, no more
It cannot wait I’m sure

There’s no need to complicate
Our time is short
This is our fate, I’m yours
© Goo Eyed Music

太字なっている部分に注意しながら、もう一度聞いてみてください どんな音に聞こえますか?

 

こんなにも違う、リアル英語とカタカナ英語

再度、歌詞を引用します。

So I won’t hesitate no more, no more
It cannot wait I’m sure

There’s no need to complicate
Our time is short
This is our fate, I’m yours
© Goo Eyed Music

さて、僕が太字にしたのは、次の3箇所。

  • hesitate /hézətèɪt/
  • cannot wait /kˈænɑt weɪt/
  • complicate /kάmpləkèɪt/

これらを、もしも普通にカタカナ発音するとすれば、

  • hesitate /ヘジテイト/
  • cannot wait /キャノット ウェイト/
  • complicate /コンプリケイト/

となると思いますが、Jason Mrazの曲では全然そんな風には聞こえませんよね

 

 

「聞こえたまま」の音を便宜的に無理やりカタカナに置き換えてみると、

  • hesitate /ヘザテイ/
  • cannot wait /ケナル ウェイ/
  • complicate /カンプラーケイ/

むしろ、こんな感じに聞こえます。

 

英語の音を日本語で表現するのは不可能!

  • Jazon Mrazがアメリカ人(American Accent)であること
  • これが会話ではなくて「歌」であること

この2点を差っ引いても、決して無視できないほどの違いがリアルな英語とカタカナ英語の間には存在しているんです。

原因は日本語の「母音の少なさ」だと僕は考えています。

日本語にはア・イ・ウ・エ・オの5つの母音しかありませんが、英語では単母音だけで8個、超母音や複合母音なんかを合わせると26個にも及びます。

そのため、日本語の「ア」一つだけで

  • æ (apple)
  • ʌ (fun)
  • ά (box)
  • ə (about)

これだけの英語母音を担当する、みたいなおかしな事態が起こるわけです(ブラック労働どころの騒ぎじゃありません)。

英語と日本語は違う言語なので、なんとか対応させようという考え方じたいが土台不自然なのかもしれませんね。

 

ちょっとしたテクニック

ちなみに ……本当はカタカナを使いたくないのですが、テクニックとして一つご紹介します。

アメリカ英語の æ は日本語の「エ」ぐらいに考えておいたほうがズレが少ないと思います。catは「ケー(ァ)ト」、castleは「ケー(ァ)ソゥ」、can’tは「ケー(ァ)ント」

ただし、イギリス英語では æ は「ア」にぐっと近づきます。castleは「カーッソゥ」、can’tは「カーント」みたいな音です。

以前TABI LABOというメディアで執筆した記事が参考になると思いますので、よろしければ読んでみてください。

外部記事「イギリス英語」に興味がある人だけに読んでほしい、少しマニアックなコラム

 

カタカナで英単語を覚えるとリスニングで死亡する

今回の記事でお話したかったことをまとめると、次の2点になります。

  1. カタカナ英語とリアルな英語では音が絶望的に違うこと
  2. カタカナ発音で単語を覚えてしまうことには英語学習上大きな問題点があること

ここでは、2点目について少しだけ掘り下げます。

リスニング試験や実際の英会話のシーンでは、僕たちは聞こえてきた音を脳内のライブラリで照会します。

聞いたことがある音ならば検索がヒットして意味が理解できるし、聞いたことがない場合は「?」となるわけです。

注意しなければならないのは、誤った音情報で単語を記憶してしまった場合にも「検索」で引っかかってこない、ということ。

今回の例に即して言うと、hesitate をカタカナの「へジテイト」でインプットしてしまった人は、Jason Mraz の歌を聞いても “hesitate” の部分を理解することがきわめて困難だったはずです。

【結論】
英語の音は原音で、発音記号と共に記憶しましょう!

 

発音に関しては以下の記事で詳細に解説していますので、ご確認ください。
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ご精読ありがとうございました。