この記事では、就活で内定をもぎ取るために絶対必要であると僕が考えるスキルを3つあげてみる。
- コミュ力
- 専門分野
- リテラシー
の3つである。
TOEICでハイスコアを取るよりも、これら3つのスキルを身につける方が就活では間違いなく有利になるだろう。
1コミュニケーション力
面接をパスするために最も重要な能力は、言うまでもなく「コミュニケーション能力」である。コミュ力は、さらに3つの要素から成り立つと考えている。
1.1. 質問力
「面接は学生が自分の半生について積極的に語る場である」と考えている人もいるかもしれないが、これは半分正解で半分不正解だ。
実社会でも自分のことしか話さない独善的な人間は嫌われるが、面接試験においてもこれは変わらない。
あらかじめ用意したカンペをひたすら暗誦するだけの就活生も多いが、これでは面接官とコミュニケートしているとは言えないだろう。
会話は双方の言葉のキャッチボールによって成立する。相手からの質問に正しく答えることと同程度に、相手に気の利いた質問ができるのかが重要なのだ。
これは「質問力」と言い、会話の潤滑油のような役割を果たす。詳しくは齋藤孝さんの著書にて詳しく解説されているので、手にとって見て欲しい。
「うまく話そう」「うまく話そう」という意識ばかりに傾いている人にとっては目から鱗が落ちるはずだ。
1.2. おじさんと雑談する力
これは、2チャンネルのとある就活関連のスレッドで見つけた書き込みだ。有益だったのでここでシェアしておきたい。
「友達のお父さんと世間話をするイメージ」というのが言い得て妙というか、面白い表現だと思う。
当時の僕はどちらかと言うと人見知りがちで、本当に仲の良い人としか雑談ができなかった。企業の採用担当者は赤の他人なので、苦戦するに決まっている。
また、面接官は30代〜40代の男性(おじさん)が多いように思う。そういう意味でも友達のお父さんと世間話ができるのは、実は重要なスキルだと感じる。
就活を控えている大学生は、できるだけ老若男女、幅広い世代の人と「普通に」会話ができる能力を身につけておきたい。
1.3. ロジカルに語れる力
就活生が身につけておきたいのが、「自分の考えをロジカルに語れる」というスキルだ。
なぜロジカル(論理的)でなければならないのか? それは、ロジックの通った話ならば、バックグラウンドを異にする人にも誤解なく意味が伝わるからだ。
皆が皆あなたがやってきたようなアルバイトをしてきたわけでもないし、あなたと同じ考えというわけでもない。世代だって随分違う。
そんな制約がある中で、ロジカルではない「主観的な話」はまず通じない。
自分の考えを理路整然と伝えるスキルは、社会に出てからも一層必要になるので、就活を機に身につけておくべきだ。以下の書籍が役に立つと思うので参考までに。
2これが得意だ!と熱く語れる専門分野を持つこと
就活で内定を獲得するための必要なスキルの2つ目は、専門知識である。やや訂正すれば、「これは得意だ!」と胸を張って語れる分野を最低でも一つは持つことである。
「大学で学んだことは何ですか?」という質問は、まず間違いなく聞かれるはずだが、そんなとき、「サークルで副部長を勤めた」とか「アルバイトで頑張った」とかいうつまらない話を聞かされる面接官の気持ちになってみてもらいたい。
取ってつけたような(誰でも話せるような)エピソードで、あなたを魅力的な人材だと判断してくれるだろうか? おそらく印象にはまったく残らないだろう。
大事なのは「熱量」。どれだけ熱く語れるかだと僕は思う。
なぜその分野に興味を持ったのか、なぜそれを面白いと感じるのか、どのようなアプローチで知識を深めたのか。
仮に相手に興味を抱かせることまでできたら、面接はほとんど成功したと言っていいはずだ。
別に高尚な学問知識でなくても良い。くだらないことやバカバカしいことでも、突き詰めれば専門家になれる。
大学期間は時間があるので、何か一つのことをとことん突き詰めてみてもらいたい。
ちなみに「TOEICの勉強を頑張りました」は底が知れるのでやめておこう。
仮にあなたがTOEIC990点、英検1級、TOEFL120点を獲得したのであればアピールポイントにはなるだろうが…
3就活の「常識」に騙されず、惑わされないリテラシーの高さ
就職活動では「情報収集能力」も必要になる。ここでいう「情報収集能力」とは、自分の頭の中のフィルターを通して正しい情報を選別する能力だ。
僕も含め、内定がなかなか取れない学生にありがちなのが、狭いコミュニティに身を置いてしまっているということ。サークルとか、仲良しグループとか、特定のコミュニティとか。
価値観が偏ると、自分に相応しい企業を選ぶことができない。
例えば、僕の大学では銀行や証券会社、商社への就職が人気で、IT系ベンチャー企業は見向きもされない。 …本心から金融系に就職したいのならば良いのだが、単に情報不足で「何となく」進路を決めてしまうのなら話は別だ。
自分と近しい属性の人間だけでなく、まったく異なる業界に関心を持つ学生、他の大学の学生、そして社会人とも関係を持つのが良いだろう。
多様な価値観を知り、就活リテラシーを身につけてから選考に臨んでもらいたい。
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