こんにちは、英語ブロガーの相原 有希です。
TOEICや英検、TOEFLなどの資格試験に特化している英単語帳は数多く出版されていますが、もっとジェネラルな、「日常で役立つ」英単語帳って意外とないんですよね。
そんな方に僕がお薦めするのが、Atsueigoが独自に企画・販売している英単語帳“Distinction”。
出典: Atsueigo
- 400語収録(レベル別4段階分)
- 各レベルに語彙→同義語、同義語→語彙のチェックリスト付き
- 発音記号=IPA式発音記号
- 発音記号、音の変化の法則解説
- Atsueigo式単語の覚え方解説
- 句動詞の解説
- 全243ページ
- 赤シート付き
- MP3データ(単語、例文同義語全て含む。アメリカ英語。1600トラック)
- 価格:3500円(別途送料がかかります)
これまでに累計で4,000冊以上売れ再販も決まっている、知る人ぞ知る単語帳です。
今回の記事では、この“Distinction”のコンセプト、構成、収録単語等を詳細にレビューしていきます。
前置き:ATSUとの対談記事はこちら
出典: Atsueigo
「そもそもATSUってどんな人なの?」という方は、以前彼とインタビュー(対談)したときの記事を先に読んでもらえると良いと思います。
こちらは第一弾。少年時代のATSUが英語とどのように出会い、向き合うようになったのかに迫っています。
続編も合わせてどうぞ。大学へ進んだATSUがどのようにして英語力を高め、キャリアを形成していったのか。
“Distinction”とはどういう英単語帳なのか?
出典: Atsueigo
さて、それではこれからAtsueigoオリジナル英単語帳“Distinction”のコンセプトを見ていきましょう。
究極的に「学習者目線」の一冊
- 高校2年生の時に英語学習を開始して早10年、様々な単語帳を使い込んできたからこそできた、究極に学習者目線に立った単語帳がついに完成しました!!!
- 私自身、自分が国内で勉強している時にこれ使いたかったなぁと何度も本気で思いました。
純ジャパとして英語学習を続けてきたATSUだからこそ、既存の単語帳の「惜しいところ」に気づき、そのためのソリューションを自作の“Distinction”に落とし込むことができているんですね。
具体的には、以下の6つのポイントにおいて卓越(Distinction)しています。
Distinctionの6つの特長
- 音の変化・脱落を考慮した発音記号
- 例文を必ず二つ記載
- 表現の語源を記載
- 単語の意味を英語でも表記
- 暗記時に例文と意味が見えない配置
- 意味→英単語の学習ができるレイアウト
僕が特に「すごいな」と感じたのが、太字にしている2点。
1. 音の変化・脱落を考慮した発音記号 と 2. 表現の語源 を記載している点。(詳しくは以下でレビューします)
“Distinction”を徹底的にレビューしてみた
出典: Atsueigo
さて、この章では“Distinction”を開いて、実際に中を見ていきましょう。
前書き〜補足情報が豊富
ページを開いていくと、本編に入る前に、さまざまな学習TIPSが収録されています。
出典: Atsueigo
- 著者ATSUのプロフィール
- 記憶の忘却曲線の話
- すべての発音記号の解説
- 英語の音の変化と脱落の解説
などなど、正直これだけでも情報量が濃密で勉強になります。単語学習の合間合間にチラチラ読むと楽しいですよ。
“Distinction”本編を見ていく
さて、単語が収録されているページ(見開き)を見ていきましょう。
2色刷りの、シンプルで清潔感のあるデザイン。とにかく見やすいので単語暗記に没入できます。(全編を通してプロのデザイナーさんとコラボしているそうです)
POINT 1. 語源の解説が面白い
“Distinction”では、収録されているすべての単語(表現)の語源が記載されています。実際に学習してみると、これがいかに有益かが分かるはず。
例えば low-key(控えめな、秘密の) という形容詞。以下のような語源解説がなされています。
音のキーが低い(= low-key)というところから「控えめな」、「秘密な」という意味に発展したと言われています。副詞的に「こっそり、実は」という意味で使うこともできます(例:low-key in love =実は好き)。
出典: Atsueigo
別の例では、with a clean slate(一から、白紙の状態から) という表現の語源は以下のように記載されています。
直訳は「きれいにした石板で」となります。slateは昔お店がつけ払いの記録を取る際に石版を黒板のように使用し、支払いがある度に消していたことから生まれた表現と言われています。
出典: Atsueigo
なかなかイメージしづらかったり、覚えづらかったりする単語表現もありますが、こうして「成り立ち」を聞けばストンと腑に落ちたりします。
POINT 2. 発音記号の表記が親切
“Distinction”の特長としてもう一点挙げておきたいのが、音の変化や脱落も考慮した「発音記号」表記です。
例えば、stick out like a sore thumb(悪い意味で目立つ)というイディオム。市販の単語帳とは違い、こういうフレーズにも発音記号が付されています。
/stɪkˈaʊ(t) ˈlaɪkə sɔr θʌm/
出典: Atsueigo
もちろんネイティブチェックも経ているので、信頼性も◎。
リエゾンやリダクション、フラッピングという音の変化のルールに忠実に発音することができるようになります。
まとめ
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
今回の記事では、Atsueigoが独自に制作・販売している英単語帳“Distinction”を徹底レビューしました。
出典: Atsueigo
- 400語収録(レベル別4段階分)
- 各レベルに語彙→同義語、同義語→語彙のチェックリスト付き
- 発音記号=IPA式発音記号
- 発音記号、音の変化の法則解説
- Atsueigo式単語の覚え方解説
- 句動詞の解説
- 全243ページ
- 赤シート付き
- MP3データ(単語、例文同義語全て含む。アメリカ英語。1600トラック)
- 価格:3500円(別途送料がかかります)
購入は以下のページからできるので、気になる方はジャンプしてみてください。
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