英語の達人ATSUと対談#2 グローバルを切り拓いた実行力と“逆算”思考

相原 有希(Aihara Yuki)
28歳男/国家公務員、TABI LABOライター、LINE経理を担当/オーストラリアへの二度の留学経験に加え、TOEIC985点・英検1級を保持/プロフィールを読む▶︎

 

こんにちは、相原 有希です。

前回に引き続き、英語の達人“ATSU”のインタビューをお届けします。

「俺の英語学習は回り道ばかりだった」英語の達人“ATSU”が生まれるまで(前編)

2018.06.28

対談の「前編」では、中学〜高校時代のATSUがどのようにして英語学習へのモチベーションを高め、アプローチし始めたのかという点にフォーカスしました。

今回はいよいよ大学編。YouTubeやブログ運営で頭角をあらわし始めるのがこの時期。グローバルを切り拓くための“逆算”思考に迫っていきます。

参考になる話が多すぎて目からウロコでした! このまま続きをどうぞ。

 

「わかる」から「使える」へ。

相原 有希
大学での英語学習っていうのは、高校生の時の「延長」という感じだったの?
ATSU
そうだね。ただ、より実践的に「使える」ことにフォーカスした英語学習を開始した、っていう感じだよね。
相原 有希
使えること、ね。
ATSU
やっぱり高校生までは、(ほとんどの人が一緒だと思うけど)英語のテストで「良い点数」を獲ることがゴールだったけど、

 
大学に入ってから、例えば海外からの交換留学生と会って英語で話したりしてみると「ああ、やっぱり英語を話すのは楽しいな」と思ったし、

 
「もっと話せるようになったらカッコいいよな」みたいなピュアな気持ちで「話す」ための勉強をしはじめたんだよね。

相原 有希
なるほどなー。
ATSU
ただ、やっぱり英語を話す機会はなかなかなくて。(オンライン英会話の)レアジョブを始めたり、あとは何したかなー

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相原 有希
英語の「独り言」 は大学からはじめたの?
ATSU
うん、そうだね! あと、YouTubeはじめたのも大学からだな。
相原 有希
おお、YouTube。確か「Real Japanese Studio」っていう、外国人に日本語のカジュアル表現を教えるチャンネルをやってたよね!
ATSU
そうそうそう。当時は、あくまでも自分が勉強したこと(英語)を使うことのできる「機会」を作るためにやってただけで、YouTubeを見てくれている人のためのチャンネルではなかった(笑)。
相原 有希
今でこそ英語系YouTuberは多いけど、ATSUが動画を上げはじめた当時は「YouTuber」っていう言葉すらまだ無かった。目のつけどころが早かったよね。
ATSU
うん、確かにそうかも。

 

よりchallengingな環境で、英語を使って働きたい。

相原 有希
大学在学中に、英語系の資格試験もどんどん取っていった?
ATSU
大学1年の時に 英検準1級 と TOEIC970。大学2年では 英検1級 と TOEFL(iBT)103 だったかな。
相原 有希
す、すげーー
ATSU
英検1級を取ったぐらいのタイミングで、「海外で働きたい」、「英語を使って仕事がしたい」っていう気持ちが本格的に出てきた。

 
そんな中で(やってみたいと)考えてたのが「交換留学」とか、あとは「“外資系”に就職」とか。

 
“外資系”が何なのかすらよく分かってなかったけど(笑)。

相原 有希
(笑い)
ATSU
あとは「国際事業部」とか。名前だけは聞いたことあるけど中身が全然イメージできないのにね。浅い考えでさ。
相原 有希
うんうん。(確かに、大学生が言いそう。)
ATSU
でもさ、例えば海外で英語を学ぶとして、「交換留学」って希望さえすればほとんど人が実現できちゃうじゃん。学内でちょっと英語ができればそこまで苦労せずに行けるわけだし。

 
それに、1年行ったところで、結局は自分のホームに戻ってこられる。正直「そんなにchallengingじゃないよなー」と思って、当時の自分にはぬるま湯に見えちゃったんだよね。

相原 有希
なるほどねー。
ATSU
あとは、英語環境で働くとして。“外資系”とは言っても「日本の会社」だから、日本人に囲まれている中でちょこっと英語を使うような状況って「守られ」ちゃっててハードじゃない
相原 有希
「守られてる」。
ATSU
うん。あとは仮に「総合商社」とかに入れたとしても、自分が行きたい国に行けるかもわからないし、そもそもいつ行けるかもわからない。

 
あくまで自分の考えだけど、「言語とか文化を最も吸収できるのは若いうち」っていうのは感覚的に感じてた。歳をとるとやっぱり価値観とかがどんどん凝り固まってしまうから。

 
だから、なるべく20代のうちに海外に挑戦したかったんだよね。

 

グローバルを切り拓いた“逆算”思考

ATSU
本気で海外で仕事を獲りに行くにはどうすべきかを考えたときに、とりあえず「専門職」に就くのが一番良いと思ってて。

 
やっぱり「一般職」とか「ジェネラリスト」的な考えで海外に突っ込んで行くと、ネイティブと戦ったときに当然英語力の面で劣ってしまって、採用される可能性が非常に低くなる。

相原 有希
うんうん。
ATSU
でも、専門職だったら「専門的なスキル」が問われるわけだから、その能力を磨ければ、英語力が多少劣っていても採用される可能性が十分残る。

 
というのがlogically make senseするなーと。

相原 有希
海外就職には「言語」と「専門性」が必須、か。
ATSU
なおかつ、海外で働くなら「ビザ」の問題もある。ちゃんとビザを獲得できるようなフィールドで勝負しなきゃいけない。

 
じゃあ「ビザが取れる専門職」って何かなーと考えたときに、俺の場合、大学が商学部だったから「Accounting」というものに行き着いて。

相原 有希
ほう。
ATSU
じゃあ「会計職でビザが取りやすい国」ってどこかなーと考えると、オーストラリアが選択肢に浮かんできた。

 

調べてみると、その国のdegree(学位)があったほうがビザ取得の際に有利になることも分かった。じゃあ現地の大学院に行って、専門性の高い「会計学修士」を取ってみよう、と。

 
じゃあそのためにはどこの大学院が良いか、ということで、オーストラリアの中でもレベルが高いと言われていたANU(オーストラリア国立大学)に進もうかな、という感じ。

相原 有希
なるほどなー。ちゃんとゴールから“逆算”して、

 
じゃあそのためにはどうしたら良いの?」→「じゃあそのためにはどうしたら良いの?」→・・・

 
って感じで掘り下げていく、と。

ATSU
そうそうそう、まさにその通り。

 
じゃあ今度は「何をすべきか」ということで、

  • 英語力の要件(TOEFLスコア等)の充足
  • USCPA(米国公認会計士)試験の勉強
  • 留学資金の確保

の3つが必要だったので、それぞれ取り組んでいった感じかな。

相原 有希
タスクが具体的になってきたね。
ATSU
勉強に関しては、TOEFLは103点、CPAは4科目中3科目合格。

 
留学費用は2年間で600万ぐらいかかるけど、資金の目処はどうなるかわからないまま、とりあえず出願だけして。

 
そんな時、ちょうど「ロータリー国際親善奨学金」っていう奨学金が下りたり、あとはアルバイトをしたり、親に借金したりしてなんとかお金は工面できたかな。

相原 有希
なるほどー。
ATSU
あとは、日本の大学を3年で早期卒業できたから、そのぶんの授業料が浮いたのもある。
相原 有希
お、おう。

ちなみに僕は6年間も在学しました。。

ATSU
…っていう流れで、なんとかオーストラリアの大学院に留学できた感じかな。
相原 有希
なるほど、ついに海を渡るわけだ!

今回の対談では、「わかる」から「使える」へ、ATSUの英語学習への姿勢が大きく変容した様子に迫りました。

また、「challengingな環境で英語を使って働きたい」という思いを実現するために、どのような“逆算”してアプローチしたのかも見てきました。

相原 有希
まだまだ撮れ高があります(笑)。

次回(第3弾)のインタビュー記事では、海外大学院留学を経て世界最大の監査法人に就職し、さらに活躍の場を広げ続けている「現在」のATSUにフォーカスしてきます。

引き続きお楽しみください!

ブログAtsueigo
SNS@atsueigo

〈取材・文・撮影=相原 有希(@englishkobo)〉

 

ATSU考案「English Intelligence」のすヽめ

English Intelligenceとは、英語学習でぶち当たった「壁」を論理的思考を用いて独力で乗り越えていく、という考え方。

出典:Atsueigo

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Atsueigoオリジナル英単語帳“Distinction”は、日常で英語を使う人にお薦め【レビュー】

2018.11.17



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