「長所を伸ばせ」は嘘。現実逃避せず、自分の「悪いところ」と向き合おう


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よく「短所を補うよりも、長所を伸ばそう」みたいな意見を目にします。

しかし、これを真に受けて「なんだ、長所だけ伸ばしていけばいいのか」「短所のことで悩まなくてもいいのか!」と安堵してしまってよいのでしょうか?

ぼくは決してそうは思いません。

今回の記事では、その理由をお話しすることにします。

 

この記事を書いている人
相原 ユーキ| TABI LABO編集・ライター。 前職は国家公務員。 大学ではAUSで1年間留学。 TOEIC985、英検1級、簿記2級、国家総合職合格。

 

 

たいていの行き詰まり・トラブルは「短所」が原因

冷静に考えてみるとわかるんですけど、たいていの行き詰まりやトラブルって自分の「短所」が原因になっているんですよね。

仕事が遅くてデッドラインに間に合わないとか、人付き合いが下手で組織に馴染めないとか、まぁ何でもいいんですが。

換言すれば、それらの「短所」が克服できれば 70%ぐらいの悩みが解決するということです。

普通の人にとって至上命題なのは「現在の悩み」の解決。

夢とか希望を語る前に「現状」を良くするのが先決だし、効用(満足度)が高いアプローチなんです。

 

短所をチャラにできるほどの「長所」なんて、残念ながら一般人は持っていない

「よし、短所のことは忘れて『長所』に全振りしよう!」と息巻くのもいいですが、ではあなたの「長所」とはなんでしょう?

残念ながら、自分の短所をもチャラにしてしまえるほどの「長所」なんて、一般人は持ちあわせていません。

それを持っているのは、「天才」と呼ばれるような、きわめて有能な人物だけ。

その他大勢の人は、一発逆転の「長所」を模索するよりもまず、短所を克服すべきなんです。

「長所を伸ばして差別化しよう」とか、聞こえはいいですが、現実から目を背けるための常套句になっているのが実情。

そもそも「短所」を伸ばす方がずっと簡単ですよ。

 

「短所」のマネジメントは終わりが見えるけど、「長所」にはゴールが無い

短所のマネジメントには「終わり」があります。

「それによって悩まなくなる水準」まで、特定の能力や性質を高めること。

これが一応のゴールです。

上の例だと、「期限内に仕事を完遂させられるようにする」とか、「集団の中でうまく立ち振舞えるようにする」とか。

もちろん、やがては「それ以上」を求められることもあるかもしれませんが、最低ラインにはついたことになります。

 

対して、「長所」には終わりがありません。

「非凡な経営手腕」といっても、どの水準を指すのかがわからない。

「デザインスキルを伸ばす」と言っても、どの領域を指すのかわからない。

長所を伸ばす作業って、タスクじゃなくて「ライフワーク(超巨大なプロジェクト)」なんですよ。

自分のキャリア(人生)を通して、着実に高めていくタイプのもの。

だから非常にぼんやりしているし、すぐに見つかるものでもありません。

いろいろな経験をして年輪を重ねていくにつれて見えてくるものだってある。

 

「短所を補うこと」と「長所を伸ばす」ことをトレードオフ的に捉えている時点で間違いなんですよ。

 

正しくは、「目立った短所はすべて克服して、そこから長所を模索すべき」でしょう

まずは、目立った「短所」を潰していき、スタートラインに立つ。

そうしてベース(土台)を作り上げてから、「強み」を積み重ねていく。

こういった順番で取り組むのがいいとぼくは思います。

 

物事は、

  1. 手間がかからないのに、効果が大きいもの
  2. 手間がかからない代わりに、効果が小さいもの(→3)
  3. 手間はかかるけど、効果が大きいもの(→2)
  4. 手間がかかって、なおかつ効果も小さいもの

 

の順にアプローチしていくのがいいですよね。

4番目はやらなくてもいいでしょう。

 

今回お話しした通り、「短所」を補うのは 手間がかからないのに効果が大きい。

だから、なによりも先にやるべきなんです。

 

ちなみに「長所」を伸ばそうとしても、空振りすることも大いにありえます。

「手間がかかり、効果も小さい」努力なんてしたくないですよね。


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「短所は無視」→「長所伸ばせ」→「あなたの長所は何?」はアフィブロガーの黄金の定石

ブログ読者の皆さんに留意していただきたいのは、

「短所は無視」→「長所伸ばせ」→「あなたの長所は何?」

 

はアフィブロガーの黄金の定石であるということ。

長所を伸ばすのは大いに結構ですが、「短所は無視していい」的な論調には甚だ疑問を覚えます。

 

自分の適性なんて、無料診断ツールなんかでわかるはずもありません。

時間を無駄にするのはやめて、自分の「短所」を10個でも20個でもあらいだしましょう。

そして、ひとつ残らず潰していきましょう。

そこがスタートラインです。

 

 


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