国家総合職 合格への最短距離を10分ぐらいで説明


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今回は、国家総合職試験の仕組みについて紹介します。

また、効率よく合格するための戦略・目標点数についても考えていきましょう。

※ここでは大卒程度試験(法律区分)について詳述していきます。

 

この記事を書いている人
相原 ユーキ| TABI LABO編集・ライター。 前職は国家公務員。 大学ではAUSで1年間留学。 TOEIC985、英検1級、簿記2級、国家総合職合格。

 

 

まずは試験を知る

試験形式

※専門試験の出題分野及び出題数(別表)

専門試験

小さくて見づらかったらごめんなさい。

まず着目すべきなのが、1次試験と2次試験の比率。5:10(1:2)です。

ここから、注力すべきなのは2次試験で、その中でも専門記述試験が最大の山場であることがわかります。

 

効率よく合格するには、以下のポイントが重要になるでしょう。

  • まずは1次試験(マーク)をボーダーに載せる
  • あまり深追いしない。基礎能力は6〜7割(24〜28/40)、専門試験は8割(32/40)取れれば十分
  • 2次試験の専門試験(記述)に全力を投下する
  • 政策論文・人物試験は簡単。対応しやすい割に1次試験と同配点
  • 英語で25点加算を忘れずに

 

 

ターゲットスコア(素点)

※法律区分を例に説明

1次試験・基礎能力試験(40問)26

知能分野(27)・・・・・・・20

  • 文章理解(JPN)(4)・・・・・
  • 文章理解(ENG)(7)・・・・・
  • 判断推理・数的処理(14)・・・
  • 資料解釈(2)・・・・・・・・・

知識分野(13)・・・・・・・

  • 時事(3)・・・・・・・・・・・
  • 地学・世界史・地理など(10)・

 

まずは知能分野について。

文章理解は日本語・英語ともに簡単なので、1問も取りこぼさずに正答したいです。

判断推理・数的処理は、初見のクイズ問題・パズル問題をその場で解かなければなりません。苦手な方は「半分正答できればいい」という気持ちで臨みましょう。

資料解釈は打って変わって簡単です。2問とも正答しましょう。

 

次に知識分野について。

時事問題は簡単なので、ここで3点を稼ぎます。

残り10問は、勉強するにはコストパフォーマンスが悪すぎます。本腰を入れて学習するのは絶対にやめましょう。

実際のところ、常識で考えれば解けるもの、大学受験時の知識で解けるものもありますし、4択なので勘だけで当たることもあります。

ここではだいたい3〜4点が取れれば十分です。

 

1次試験・専門試験(40問)32

必答問題(31)・・・・・・26

  • 憲 法 (7)・・・・・・・・・
  • 民 法(12)・・・・・・・・10
  • 行政法(12)・・・・・・・・10

選択問題(9)・・・・・・・・6

  • 労働法(3)・・・・・・・・・・
  • 国際法(3)・・・・・・・・・・
  • 財政学(3)・・・・・・・・・・
  • 商 法(3)
  • 刑 法(3)
  • 経 済(3)

 

まずは必答問題について。

3科目に共通して言えることは、過去問の反復だけでほぼ対応できるということです。

憲法は中でも一番簡単なので、満点を狙いたいです。

民法行政法もそんなに難しくはありません。十分満点を狙える問題だと思います。

一応バッファーとして5問までなら落とせると考えましょう。

 

次に、選択問題について。

どの科目を選ぶかは自分の専攻等によるのでしょうが、労働法と財政学はおすすめです。

労働法は、勉強量が非常に少なく済みます。後の記事でも触れますが、「クイックマスター」と「過去問500」だけで対策できます。期間も1ヶ月あれば十分でしょう。

財政学は、「速攻の時事」が頭に入っていれば満点が取れます。

時事問題の学習ともシナジーが望めますし、コスパ良好です。

ちなみに、ぼくは外務省専門職の受験も視野に入れていたので国際法を選択しましたが、3/3をコンスタントに取るのは難しいように感じました。

資料・情報が他の科目に比べて少ないですしね。大学で専攻していた方、外専併願の方以外は刑法に逃げるのがいいかもしれません。

ここでは、1問ずつ計3問までなら落とせます。


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2次試験・専門記述・・・・・6割

  • 憲   法・・・・・・・・・・・6割
  • 民   法
  • 行 政 法・・・・・・・・・・・6割
  • 公共政策 A ・・・・・・・・・・・6割
  • 公共政策 B

2次試験・政策論文・・・・・7割

2次試験・人物試験・・・・・C以上

  • A~D :合格
  • E   :不合格

 

専門記述について。

まず、是非とも選択してもらいたいのが公共政策。政策論文とほぼ同じ対策で済みますのでコスパが良いです。6割取れれば十分です。

憲法は他の科目よりも条文数・論点数が少ないため、取り組みやすいかもしれません。最低でも5割は取れるように対策しましょう。

行政法は一見厄介ですが、行政訴訟の手続きを頭に入れていれば案外なんとかなります。最低でも5割取りましょう。

民法はこの中では一番難しいので、上記の3科目を選択するのが無難だと思います。

 

政策論文について。与えられた3つの資料を参考にしながら、一行問題に答えるという形式です。

常識のある人であれば7割は取れますし、それで十分です。

 

人物試験について。

この試験はあくまで人事院主催のものなので、面接の内容も、たとえば「特定の省庁の政策の是非について論じる」というものではなく、「国家公務員として働くこと」に関するものになります。

面接官の目を見て笑顔でハキハキと話せれば、C評価はもらえます。母数がもっとも多いのがC評価なので落ち込む必要はありません。(A・B評価を狙うには相当量の対策が必要になるでしょう。)

ちなみにE評価が出た時点で、1次試験および2次試験の成績にかかわらず、不合格確定ですのでご注意ください。

 

まとめ

これぐらいのスコアが取れれば、おそらく真ん中ぐらいの席次で合格できるでしょう。

「席次は上位でないと意味がない」という席次至上主義の考え方もありますが、正直なところ昨今では、採用時に合格席次をそこまで重視しなくなったという話も耳にします。

そのため、総合職の筆記試験での席次を上げるよりも、官庁訪問対策に時間を割くほうが有益だとぼくは感じます。

民間企業でもそうですが、面接は採用する側とされる側の相性(chemistry)をはかる場です。

最終合格は言わば「官庁訪問への参加パス」であり、あくまで面接でのパフォーマンスが採用の可否を決定づけるということを念頭に置きべきでしょう。

 

さいごに

ここまでお読みいただきありがとうございます。

今回は、総合職試験のシステム及び目標点数についてお話ししました。

※ぼく自身が法律区分で受験したということもあり、記事の内容もどうしても法律区分に偏りがちだと思います。法律区分以外を受験する予定の方は、当ブログで紹介した情報をご自身の状況に当てはめて解釈していただければ幸いです。

 

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