【図解】サンクコスト(埋没費用)という概念を知るだけで意思決定が楽になる理由

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こんにちは、相原 有希です。

たった一つの考え方(概念)を知るだけで、人生が豊かになることがよくあります。僕にとってそれは、ミクロ経済を学んでいたときに知った「サンクコスト sunk cost」という考え方。

これがものすごく腑に落ちたんです。

以後、僕は意思決定の際にはかならずこの「サンクコスト」を念頭に置くようになり、自分の行動を後悔することがほとんどなくなりました。

  • 優柔不断で、物事がバシッと決められない ……
  • 過去の選択に縛られていて、未来へ歩めない ……

こんな人に効く理論ですので、気になる方は続きを読んでみてください。

 

そもそも「サンクコスト」とは何か?

  • サンクコストは、すでに支払っていて取り戻すことのできない費用
  • サンクコストは、将来の行動を決めるときに無視すべきもの

出典:クルーグマン ミクロ経済学(第2版) 

サンクコストの「サンク」とは、英語の sink-sank-sunk の”sunk”で、「沈んでしまった」という意味。すでに支払い終えていて、取り返すことができない出費のことをさします(埋没費用とも呼ばれます)。

具体的にどういった出費が「サンクコスト」に当たるのか、テキストを引用しながら見ていきましょう。

 

自動車のブレーキパッドの例

「サンクコスト」という概念を直観的に理解するために、次のようなたとえ話について考えてみます。

自動車を買ってから数年経っていて、この車のブレーキパッドを250ドルかけて交換したばかりだとする。

さてここでブレーキ全体が壊れて、交換したばかりのブレーキパッドもひっくるめて取り替えなくてはならなくなったとしよう。

  • ブレーキ全体の交換にはさらに1500ドルの費用がかかる。
  • もう一つの選択肢はその車を売って、それと同程度の、でもブレーキは壊れていない車を買うことだ。それには追加の費用として1600ドルかかる。

どうすべきか? ブレーキを修理すべきか、それとも別の車に買い換えるべきだろうか?

さて、ブレーキ全体を交換するか、あるいはブレーキが壊れていない車に買い換えるか。どちらの方が経済学的に合理的だと思いますか?

多くの人が選びがちな「買い換える」という選択肢

車を買い換えるべき!と考える人が挙げる理由は、次のようなものでしょう。

結局、今の車を修理すると1750ドルかかることになる。うち1500ドルがブレーキ全体の取り替え費用で、250ドルが先に交換したばかりのブレーキパッドの費用だ。

一方車を買い換えるなら出費は1600ドルで済むというわけだ。

  • 250ドル(支払済パッド代)+1500ドル(ブレーキ代)=1750ドル?
  • 1600ドル(車の買い替え費用)

サンクコストの概念によれば、「買い換える」は不正解!

一見正解にも思えますが、「サンクコスト」の考え方からすれば、この理屈は間違っていると言えます。

この理屈は一見正しそうだが、実は間違っている。

なぜかというと、ブレーキパッドの出費250ドルはすでに支払ってしまって、戻ってこないということを考慮していないからだ。すでに支払ってしまった250ドルは取り戻しようがない。

言われてみると「確かにそうだ」と納得できませんか?

サンクコストは、将来の行動を決定するときには無視すべき費用だ。それは、将来の行動がもたらす限界便益および限界費用のいずれにも全く影響を及ぼさないからだ。

ことわざにあるように「覆水盆に返らず」というわけだ。すでに行ってしまったことは、これから行おうとすることを決めるのには全く関係がないのだ。

過去に支払ってしまったコストはすでに回収不能(sunk)。この先どのような意思決定を行ってもその事実は変わらないから、先に支払ったブレーキパッド交換費用の250ドルは勘定に入れるべきではない。

感覚的には1600ドル出して車を買い替えた方がお得な気がするかもしれませんが、経済学的には1500ドルで今の車を修理して乗った方が合理的なのです。

ただし、意思決定のタイミングがずれれば、話が変わってきます。

仮に現時点でブレーキパッドの修理(コスト:250ドル)をしておらず、車の修理代にトータル1750ドルかかるとあらかじめ知っているのであれば、その時点では1600ドルを支払って車ごと買い替えた方が正しい判断になるでしょう。

あくまでも、すでに250ドルを支払ってしまった「後」に意思決定を行うシチュエーションでは、サンクコストの概念が必要になってくるという話です。

 

僕のUSCPA受験費用も、サンクコスト

この「サンクコスト」という概念を、僕を取り巻く実際の状況に落とし込んでみようと思います。これまで、USCPA(米国公認会計士)の受験に向けていろいろな費用を支払ってきました。

  • CPA予備校 入学金/受講料 250,000円
  • グアム大学での単位取得費用 60,000円
  • テキスト(4科目分)購入代金 40,000円
  • Josef Silny単位認定依頼費用 20,000円
  • 受験票(NTS)申請費用(2科目分) 40,000円
  • 日本会場予約にかかる手数料(2科目分) 60,000円 ……

トータルで50万円近く、すでに支払っています(あと10万円ぐらいかかります)。一つの資格試験にかける費用としてはなかなか高額ですよね。

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もしもサンクコストの概念を知らない人であれば、「ここまでお金をかけたんだから、何としても合格しなければ ……」としがみついてしまうでしょう。

たとえUSCPA取得が望ましい結果を生まないとわかったとしても、すでに支払ってしまった50万円(=サンクコスト)のせいで、将来の合理的な意思決定ができなくなってしまうんです。

僕が今後、引き続きUSCPAの学習をしたとしても、あるいはプログラミングをはじめたとしても、サンクコスト50万円はどの道もどってきません。だから、「こんなにお金をかけたのに ……」と嘆くのはナンセンスなんですよね。

 

この記事のまとめ

まとめ

  • サンクコストは、すでに支払っていて取り戻すことのできない費用
  • サンクコストは、将来の行動を決めるときに無視すべきもの

この記事で伝えたかったのは、「過去の行動にとらわれず、自分にとって最適な意思決定をすべき」ということです。

心理的には、サンクコストを無視することはなかなか難しいですけど、過去の出費を取り返す方法が存在しない以上、それに縛られてしまうのはやめたいですよね。

僕はアレコレ手を出しては辞めてを繰り返していますが、投下した時間や費用のことは後悔していません。未来志向で、ガンガン試行錯誤していきますよー!

  • 優柔不断で、物事がバシッと決められない ……
  • 過去の選択に縛られていて、未来へ歩めない ……

こんな方は、サンクコストの考え方を取り入れてみてください。意思決定のストレスが減るはずですので。

 

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