カフェで1000時間勉強して公務員になった僕が考えるアレコレ

「カフェで勉強するな!」と憤る人もいます。カフェは飲食店であって、作業スペースではないと。

確かに、テーブルの上に所狭しと参考書を積み上げて、コーヒー一杯で終日居座るような客は行動を改めなけばならないと思います。

店からすれば回転率が下って嫌だろうし、他の客に迷惑がかかることもあるので ……。

カフェで1000時間勉強して合格

かくいう僕も、2014年の4月から一年間、国家公務員試験の勉強のために頻繁にカフェを利用していました。トータル1400時間ぐらい勉強したうち、1000時間ぐらいはカフェで過ごしたと思います。

関連記事独学の「非効率」について敢えて語ってみようと思う

特に札幌市の琴似にあるスターバックスは、全店舗まんべんなく利用し尽くしたほど。非常に感謝していますが、その反面申し訳なかったなーという気持ちも。

というのも、僕自身、冒頭で批判したようなカフェの使い方をしていたからです。

カフェを私空間化

アイスコーヒーのショートサイズ(300円)で開店から昼過ぎまで粘り、2軒目へ移動。今度はone more coffeeチケットで100円だけ支払って閉店まで勉強をする。

たった400円で合計10時間。驚異のコスパで助かりましたが、店側からすればこれが1年間続くわけですからたまったもんじゃないよなーと思い反省しています。

だから「カフェ勉」については複雑な思いがあるんですよね。自宅では勉強に集中できない僕にとっては、あの公共性がちょうどいい刺激になって、驚くほど勉強に集中できましたから。

関連記事「時間が無い」が口癖のあなたには『15分あれば喫茶店に入りなさい。』がお薦め

美味しすぎないコーヒー

失礼を承知で言いますが、スターバックスのコーヒーを美味しいと感じたことはたぶん一度もありません。同じチェーン店でも、ドトールとかエクセルシオールのほうが美味しい気がします。

ただ、この「美味しくない」コーヒーが勉強の友として最適だったと今では思うんですよ。あまりにも美味しいと、あっと言う間にカップが空いてしまい、店を出なくてはならなくなりますから(笑)。

例えばブラッドオレンジジュースなんかを頼んだ日には、おそらく1時間も持ちません。単純に味が美味しいし、次々と口へ運びたくなるので。

すぐれた作業スペースの要件が「飲み物が美味しすぎないこと」だと学んだ経験でした。

「長居」前提のお店も増えた?

カフェでの長居は嫌われると言いましたが、最近では少し事情が変わってきているようにも思います。

僕は今東京に住んでいるのですが、チェーン系カフェの店舗の多くでは、Wi-Fiや電源の利用ができます。ラップトップで仕事や作業をしている人も大勢見かけます。

実際、今僕は吉祥寺のカフェでこの記事を書いていますが、カウンター席に座っているほとんどの客が何らかの作業をしています。僕が札幌で感じていたような罪悪感はまったくありません。

カフェは「ゆったりと落ち着いて作業ができる空間」になりつつあるのかなと感じます。

よく見る顔

同じカフェに通い続けていると、自分と同じように長時間勉強している人を見つけて、少し嬉しくなります。自分の他にも夢に向かって頑張っている人もいるんだなーと。

琴似のカフェには、おそらく医学部を目指しているであろう男性がいて、言葉こそ交わしませんでしたが、僕は勝手に戦友だと思っていました(笑)。気が緩みそうになったとき、何度も勇気づけられたのは事実です。

そんな彼があるタイミングでぱったりとカフェに来なくなったので、僕はどうしたものかと思いました。もしかしたらもっと相応しい勉強場所を見つけたのかもしれないし、あるいは挫折したのかもしれない。

彼が今どこで何をしているのか知りませんが、見ず知らずの人と同じ時間を過ごすというのなかなか不思議な感覚です。

僕にはカフェが一番だった

僕はストイックな人間だと思われることが多いのですが、実際は意志薄弱で、自宅ではほとんど集中できませんでした。

勉強をしようと思っても、数分後には横になってうたた寝をしていたこともあります。

こんな体たらくだから、少なくとも家からは出なければならない。さて、どこへ行こうか ……。

図書館で勉強をしていた時期もありました。利用にお金がかからないのが魅力で、その気になれば参考文献も借りてくることができるので、最初は良いと思っていたんです。

ただ、あまりにも静かすぎる環境はかえって毒で、いたたまれなくなってしまいました。咳払い一つするのにも気を使うし、誰かの物音にも異常に神経質になってしまう。

結局、一週間もしないうちにスターバックスに戻ってきました。カフェに備わる「独特のゆるさ」が良いんですよね。話し声もやはり多少はあったほうが良い。

本当に集中したいときは耳栓かノイキャンのイヤフォンでもすれば良いんですから。

資格試験学習にはカフェ勉を薦めたい

話が二転三転しましたが、結局僕は「カフェ勉」肯定派なんですよね。僕自身も未だにカフェで勉強や作業をしているし、これから勉強する人にも薦めたい。

わざわざお金を払って「空間を利用する権利」を買うわけだから、集中力も必然的に高まります。「なんとか取り返さなければ」という意識がはたらくので。カフェ代は消費じゃなくて投資なんだなーと今では思います。

過剰に場所を占領したり、迷惑な行為をしたりしない限り追い出されることもないと思いますので、カフェでリラックスしながら勉強やお仕事を頑張っていただきたいです。

関連記事勉強ができない/苦手な人に共通する「10の特徴」と解決策を語る

ご精読ありがとうございました。